iguちゃんと一緒に法然院界隈を散歩。法然院の山門の屋根に敷き詰められたみどりの苔(西道のブログに遠目からの写真あり)を見て、「いや、もけもけですね、コレ」。
もけもけ?
もこもこでも、ふわふわでも、もさもさでも、ばさばさでもでもなく、もけもけ?
そういえば、伝紋wsチームメンバーはじめ20代の人と話すと、時々「もけもけ」って言ってる。
もけもけという語感だけを1970年代生まれの私が聞くと、「柔らかい形状のものだが、ふわふわのように優しい感触とカワイさだけでなく、なにやらちょっと不細工」と少しばかり否定的な印象を受ける。がしかし、若者たちの用法を聞いていると、もけもけなるものにそこはかとない愛情を感じている様子。
うーん、何となくはわかるけど、「これが、もけもけ」とは断言できない。
法然院を後にして、歩きながら、iguちゃんに、「これはもけもけ?」「これは?」「あれ、もけもけじゃない?」ともけもけ問答。
・地面から生えた竜のひげは、もけもけじゃないらしい。
・地面にびっしりの苔は、もけもけじゃないらしい。
・生け垣に使われていた貝塚いぶきも、もけもけじゃないらしい。
・タオルの中には、もけもけのものがあるらしい。
・毛足の長いコートの中にも、もけもけのものがあるらしい。
ちょっとわかってきたような。
そもそも、人形が好きではない母の影響で、ぬいぐるみというものがほとんど家になく、当時の流行だったモダンリビングという名のもとに、新しくて装飾や凹凸の感触がない家で育った私にはその手の感触についての語彙が少ない。
中学・高校の頃、「おばシャツ」ということばは、「おばちゃんっぽいシャツだけど機能的にはイケテルやん、ダッサイのはわかっているから、とりあえず「おばちゃん」の部分は笑いに落としておこう」と感じた自分たちがつくりだし、流行らせたことばだと信じていた。もちろん、大人になると、そんなのただの勘違いで、おばシャツを若者が「買い!」と思って着ることに対する同時発生的な反応に過ぎないことに気づくのだが・・・。 「もけもけ」を感覚的に識別できない私は「もけもけ」の空気感の外。まぁ、はっきりいうと、若者の感覚とは明確にずれているということですね(笑)。 仕方がない、これは外国語を学ぶように「もけもけ」を学ぶしかない。
というわけで、iguちゃんとのもけもけ問答で進んだ私のなかの分節化、暫定ですが、こんな感じです。
もけもけとは、毛足が少し長いように見えて(おそらく2~3㎝)、あちこちに向いてまっすぐに生えそろっておらず、そして、触るとふわふわに似た優しい感触が想像できるが、毛は細すぎず柔らかすぎないもの。
さらなる分節化を目指し、「いや、これは違うだろ?」はぜひご指摘ください。
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