七五三で初めてお化粧をしてもらう誇らしげな三歳児の顔と
子どもの洋服を選ぶ母親の楽しそうな顔、
グループホームでパジャマ姿の時は面会を拒むおばあちゃんの困惑した顔をみると
「おしゃれしたい」という共通した想いがあるなと感じます。
また、ぽぽちゃんやメルちゃんのお世話する幼稚園児の得意げな顔と、
母乳を飲ませる母親の幸せそうな顔、
風邪をひいた一人暮らしの後輩の家に小さい土鍋セットと卵持参でお見舞いにかけつける先輩の心配顔、
そして偶然家にやってきた幼虫や鳥にそっと餌を与えて成長する姿を見守る人の懸命な顔にも
「育てたい」という共通の想いを感じとることができます。
これまでにさまざまなインタビューで数百を超える人たちに話を聞いて、
扱う商品も異なれば、話を聞く対象者の性別や年齢、ライフステージも多種多様、
インタビューで出てきた話にどんな「補助線」を引くと、その人をより理解できるのか、
ある時、ふと気づいたのが、人びとが抱く共通の「想い」です。
「あ、この人のこの感じ、何かに似てる」とたぐっていくと、何度も何度も行き当たる「想い」がありました。
そのことに気づいてからは、「想い」を補助線にして、さらに話を聞いてみるように・・・。
わたしたちは、その補助線を「直感素」と名付け、
人に話を聞く度に、商品との関わりを理解しようとする度に、「直感素」という補助線を取り出して、
理解を深めようと、ああでもない、こうでもないと行きつ戻りつしています。
ここでは、その補助線のひき方を、時々ご紹介できればと考えています。
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