魚屋の最近のブログ記事

メジマグロ

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今週、長崎の方でメジマグロが大量に揚がったよう。

悪名高き巻網で・・・・(苦笑)

 

そのせいで、今メジマグロが安い。

卸売価格で650円/kg。

参考までに昨日仕入れた細魚は3,500円/kg。

 

安くて美味い魚を仕入れ、食べるのはある意味常道。

でもちょっと考えてしまう。

 

メジマグロはクロマグロの子供。

クロマグロと言えば資源量が少なくて、何かと話題になっている魚。

その子供が巻網で獲られたとなると、資源管理に熱心な人たちにとっては、面白くない話題。

 

安くて美味いものを優先するか、資源管理を優先するか、悩ましい問題。

 

ちなみにメジマグロは、マグロというよりはカツオの味に近い。

目隠しして食べたら、多分9割以上のヒトがカツオと言ってしまうほど。

 

さらにちなみに、クロマグロの小さいやつはヨコワとも呼ばれる。

背骨に垂直方向に縞模様が入っている。

魚を横向きに置くと縦縞に見えてしまうので、タテワと言いたいところだが、

背骨に平行な縞模様を縦縞、背骨に垂直な縞模様を横縞と呼ぶ決まりになっている。

だから、クロマグロの小さいヤツはヨコワ。

カツオなどのように、背骨に並行な縞模様が入っている場合は、縦縞ということになる。

 

だから?

 

青トロ箱

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先週、富山の氷見で寒ブリの初水揚げがあったそう。

昨年は偽装問題やら、味がイマイチだったこともあり、良い話題が無かったから、

今年は美味しいのが行き渡るといいね~

 

魚市場に行くと、殆どの魚介類が白いトロ箱(発泡スチロール)に入っているのに対し、

氷見の寒ブリは青いトロ箱に入っている。

だから、青い箱を見かけると、

「今年ももうすぐ終わるな~」なんて気分になる。

 

今年中に2つ、新たなことを始める予定があり、

「終わるな~」と呑気なことを言ってる場合ではなく、

「終わるな!」と叫びながら、年末に向けて猛進していきたい。

 

今日此の頃。

 

メバチ

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2012~2015年のメバチマグロの漁獲枠が

2010-2011年並みの水準で維持されることがICCATで合意された。

 

メバチと言えば、日本で食べられるマグロの4割を占めるメジャーなマグロ。

私の実家のある神奈川県で有名な三崎のマグロも殆どがメバチ。

 

一般的に本マグロと言われるクロマグロは日本で食べられるマグロの1割程度。

クロマグロの漁獲枠が減っても、資源管理の観点からやむを得ない感じだが、

メバチが減ってしまうと、ちょっとドキッとしてしまう。

そういう意味で、「一消費者」として、ちょっとだけホッとした今回のニュース。

 

でも、大西洋におけるメバチの資源水準は低く、このままで良かったの?

という思いもある。

「おさかなマイスターアドバイザー」として。

 

マグロ類と同じスズキ目サバ科の中で、資源水準を高く保ち続けているヤツがいる。

カツオ!!!

メジャーなようで、意外と消費量の少ないカツオ。

 

マグロを食べたいと思う機会の2回に1回をカツオに振り替えるくらいで、

以外にマグロの資源量は保たれるのでは???

 

解体ショー

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昨日、とあるレストランで、マグロの解体ショー!

見る側じゃなくて、する側。

ん?

 

刃渡り1メートル以上もある包丁をふるうのは私ではなく、熟練した職人。

私は、解体する以外の諸々の雑務。

 

市場内で解体する風景は何度も見たことあるけど、

お客さんの居る前で、ショーとしての解体に立ち会うのは初めて。

職人さんも、小売店のイベントとしての解体は何度もあるけど、

立派なレストランでのショーはあまり経験がないとのことで、

結構緊張していた(笑)

 

レストランの告知活動が足りなかったのか、

お客さんの入りはさほどでもなかったけど、

ショーそのものは、トークも含めてとてもうまくいった。

 

舞台上では大包丁をふるうメインの職人さんと、

そこから「さく」取りする職人さんのコンビプレーにお客さんも興味津津。

あちこちで解体ショーはやってるけど、意外に目にする機会って少ないからね。

 

する側としては、このマグロをひと口も食べられない欲求不満を解消する方法さえ見つかれば。

楽しいお仕事だね。

 

ちなみに、長~いマグロ包丁、30万円以上もするんだって。

砥石も専用のデカイやつだから、ン万円するらしい。

 

弟子入りして、解体職人を目指すか???

 

魚について語ったこと

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先日、調理師専門学校で語ったこと。

1人が1年間に消費する魚の量が最も多いのは日本人。

でも、平成18年に肉と魚の消費量が逆転し、若い世代を中心に肉食が中心になりつつある。

なんとなく知っていても、実際に数字で語ると、若い人たちも大きくうなずく。

 

今、魚関係者の中では、魚食再興の切り札として、EPAとDHAを盛んにアピールする傾向がある。

これらは、陸上動物には含まれておらず、魚介類のみに含まれる。

EPAは血液さらさら、DHAは脳の働きを活性化するってやつ。

実際、欧米で魚食が広まっているのも、EPA、DHAの効果とか。

最近メディアでも、青魚を中心としたEPAやDHAの効果を取り上げているから、

調理師の卵たちも「知ってるよ!」という感じで共感。

 

そこで、メインテーマのマグロが登場。

クロマグロの脂身(トロ)はEPA、DHAともに最も多く含まれている。

ここで最初の盛り上がり。

 

家庭での消費も、重量ベースでは、さけ、いかに次ぐ第3位。

金額ベースだと、堂々の第1位。単価が高いからね。

「帰れま10」で過去3回に渡って放送された回転すしランキングを見ると、

どのチェーンでもトップ10にマグロ関係のネタは2~3入っている。

そして、どのチェーンでも第1位はマグロ。

ここでも一同うなずく。

受講生のうち、肉派が8割といえども、回転すしは皆好きらしい。

特にマグロはね。

 

マグロの種類当てクイズ!

正解は、

・クロマグロ(本マグロ、メジ[幼魚])

・ミナミマグロ(インドマグロ)

・メバチ(バチ、メッパチ、ダルマ)

・キハダ(キワダ、キメジ[小型])

・ビンナガ(ビンチョウ、トンボ)

・クロヒレマグロ

・コシナガ

の7種類。

下の2種は滅多に流通しないから、食べているのは上の5種。

 

本マグロ、インドマグロ、キハダは受講生から出る。

3つ出れば大したもんだね~

でも、想定通り「カジキマグロ」も出てしまう。

 

マグロ7種はスズキ目サバ科だけど、

カジキはスズキ目メカジキ科やマカジキ科なので、科のレベルで別の種類。

大物だからなのか、マグロを扱う仲卸のほとんどがカジキも扱うからか分からないけど、

昔から「カジキマグロ」って言われるんだよね~

 

「目」とか「科」が出たところで、ちょっとマニアックに受け取られたのか、やや眠そうな顔(笑)

私自身は分かりやすいつもりで説明しても、生物の授業っぽくなると、

睡眠スイッチが入っちゃうんだね。

私自身もそういう経験があるから、ちょっと笑ってしまう。。。

 

後半は、最近テレビに出なくなった池上彰さん調に、

ニュースを紐解く形でマグロを学んでいく。

取り上げたのは、今年1月のマグロの初競りニュース。

北海道戸井産の342kgのクロマグロが3249万円の値を付けたってやつ。

 

この記事は近年のマグロ事情を語る上で3つの重要な要素が含まれている。

 ①中国の買付パワー(今や地球上の3分の1の魚は中国が買っている)

 ②海洋資源管理の実態(マグロだけでも5つの規制団体がある)

 ③産地ブランドの虚実

 

①、②はやや眠たそうな反応。

でも、③は調理師の卵たちにとっては、食材の仕入れという観点で興味があったようで、

思ったより熱心に聞いてくれた感じ。

 

マグロといえば、青森県大間産が圧倒的に有名だけど、

流通関係者の間では、近年、大間産のマグロは「ヤケ」の比率が高いことで、別の意味で有名。

「ヤケ」とは、漁獲時に自らの体温などで生ヤケのようにグジュグジュになってしまうこと。

滅多に手に入らないヤケの写真を見せると、一同興味津津。

 

大間がNGという話ではなく、魚を見極めるためのチェックポイントの話。

メディアで取り上げられる情報で消費者と同じように踊っていては、

料理のプロとしてはやっていけないんだよ~

と、ド素人の私が語るのも、とっても厚かましい感じだが、

講師らしくせねばという見栄で、偉そうに語ってしまった・・・

 

こんな感じ。

 

姓が「カタカナ」、名が「漢字」の謎

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今日は朝4時半に起きて、魚市場巡り。

毎週のことながら、4時半起床はなかなか慣れない・・・

 

家に帰ると、「郵便物お預かりのお知らせ」が郵便受けに入っていた。

速達か書留か、何か来たのかなあとハガキを読むと、

受取人様の欄に、私の姓がカタカナで、名が漢字で記されていた。

配達員の方が記入したもの。

 

何故?

漢字で書き始めて、途中で面倒くさくなって、カタカナに変化するなら分かるが・・・

と思いつつ、次の瞬間、謎が解けた。

 

郵便物には、漢字で姓名が記されているはず。

配達員さんは時間を節約するため、

郵便物を見ながら、カタカナで姓名全部を記入しようとしていたに違いない。

ところが、姓を記入した後、「名」の読み方が分からない。

(私の「名」は幾通りかの読み方ができる)

万が一、カタカナで誤った表記をしてしまったら、気分を害するだろうと思い、

郵便物の通り、漢字で表記した。

というのが事の真相だろう(笑)

 

どうでもいい、ちょっとした疑問を考える時間って幸せだね~

 

ちなみに、今朝の市場では、ちょっと高いけどムツが最高に美味そうだったよ~

 

マグロ高騰

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今、マグロが大変らしい。

値が上がって買えない。

仕入れ値が上がっても、小売との間で価格を取り決め(固定)している流通業者は、

売れば売るほど赤字になる商売に汗を流している。

よくある残念なパターン・・・

これで、また何軒かの流通業者は淘汰されるに違いない。

 

昨日は鰆。

3kg前後でエラ真っ赤な姿の良いのが入荷されていた。

単なる大きさだけでなく、他の魚たちを圧倒して、オーラを放っていた。

当然、仕入れる。

ついでに魚屋が強く勧めるメジ(ホンマグロの子供)も。

 

朝飯は実家によって、

鱈の粕漬けとメジの刺身!

美味~~~

 

70過ぎて夢を語る

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例の社長さんに会いに行く。

確か70代半ば。

肌ツヤもよく、とても元気。

共通の知り合いの話などで盛り上がった後、本題。

 

聞けば、今年の2月から準備を始め、既にかなりの試行錯誤を繰り返している。

プロの料理人に向けた試作品もなかなかの高評価らしい。

ガッツリ設備投資もしていて、かなりの本気モード!

詳しい内容をここでは書けないけど、

この分野で世界一を目指しているらしい。

周りには引退を勧める人も多い中、そんな気はさらさらない。

 

私も当然本気モードで今の業界の現状や魚食についての知見を語る。

魚種、産地、身質の適性など、調理法も含めて、ついつい熱く語ってしまう。

初めて聞く内容も多いらしく、熱心に聞き入ってくださり、

お互い益々熱く語り合ってしまう。

 

異論もあるだろうが、私の父親よりも少し年上であろう人が、

これから世界一を目指すって、素敵なことだと思う。

もちろん、この人の「好き」に端を発しており、

それだけに男のロマンを感じざるを得ない。

 

17時が過ぎ、「これから一杯行きませんか?」とのお誘い。

「よろこんで!」と言いたいところ、

この会社の若い方々との仕事の予定が21過ぎまで入っており、

残念ながら、ここで終了。

仕事より、この社長さんともちっと語りたかった・・・

 

マグロを語る

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さて、例の調理師専門学校での講義

テーマはマグロ!

授業冒頭で「敢えて言うなら、肉派?魚派?」と聞いたら、

肉派が8割、魚派は2割。

やっぱり肉派が多いのね。

5年前に魚と肉の消費量が逆転したことを話すと

「さもあらん」顔。

魚派にとって肩身の狭い世の中になりつつある(笑)

 

午後イチの授業ということもあって、睡魔と戦っている生徒さんもいたが、

若干の義理も感じてか、皆真面目に聞いてくれたんじゃないかなあ。

講義後のアンケートで、

「興味深い」「分かりやすい」「将来役に立ちそう」を5段階で聞いたところ、

TOP2BOXでは、いずれも100%(ありがとね~)

TOPBOXでは、上述の順に、46%、71%、71%。(こっちの方が本音に近いか?)

 

分かりやすく、役に立ちそうだけど、興味深さはイマイチ?

きっと私が自分の欲求に流されて、マニアな話をし過ぎてしまったに違いない。

独走気味だったかもね。。。

いやいや申し訳ない。

 

11月の学園祭にもご招待いただいているので、遊びに行くからね!

 

あ、7種類のマグロ、全部言える?

 

また釣れたか?

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昨日の午前中のこと。

最近取引をしている会社の若い女性から電話、

「あの~、仕事とは関係ないんですけど、ちょっとお時間よろしいですか?」

 

お! 仕事とは関係ないってことは、私的なこと?

オッサン的にはちょっとテンションが上がる。

でも、それも一瞬で終了。

「ウチの社長が・・・」

なあんだ、色っぽい話じゃないんだ、とテンションが落ちかけて、次の一言。

「(しんちゃんの)おさかなの話を聞いて興味を持ったみたいで・・・」

おおお!!!

 

そうそう、この女性に、先日打合せ前の待ち時間にさかなの話をしたっけ?

それがまさか社長にまで伝わるとは。

 

要はこういうことらしい。

新規事業としておさかなの加工食品を検討中らしいのだが、

社内でさかなに造詣の深い人がおらず、相談相手を探していたところらしい。

そこで、その若い女性が私のことを話をしたら、0.1秒で乗ってきたらしい。

 

もともとこの社長とは面識があったし、

なんと言ってもさかなで頼ってくれたのが嬉しくて

間髪入れず、どっかの居酒屋の掛け声風に

「喜んで!」

 

明日の調理師専門学校での講義もそうだけど、

懲りもせず、吹聴していると、意外に響くものなのね(笑)