なんでもやってしまうお二人
来春のigu伝展に向けた企画を練るために、いつもigu伝と伝耕に多大なお力添えをくださっている岡山の内外プロセスさんを訪ねた。
大阪を出る前から「あれも!」「これも!」と、まさにあれこれ想いを抱きつつ、内外プロセスの谷口さんと荒内さんにお会いすると、「和紙に刷ってみたら?」「カードにするには?」「厚みのあるガラスブロックに刷りたいです。どうすれば?」とあれやこれやの質問攻め。
まずこの日は、4月にも刷っていただいた色校正機を使って、和紙でigu伝の試刷に挑戦していただいた。色をたくさん塗り重ねたigu伝作品に、けばけば、むらむらした風合いの和紙が、「どん」とした、けれど濁りのない発色のカレイドインキを吸いこんで、いい感じに和紙がにじむ。「これなら立体作品に使えそうだね。」
そのあと、和紙以外の可能性についても、説明してくださったり、ご意見をくださったりしたわけだが、お話のなかで「ステンドグラスみたいになるかと思って、ガラスにも刷ってみたんです」と。「ふだんから色々な依頼があるのね」と、igu伝でもガラスに刷ってみたいなと思いつつ、工房にお邪魔して布やシール素材などに比較的簡単に刷れる印刷機を拝見していたら、目の前にどこかで見たことがある緑の絵。
igu伝の「おしゃれする木」がガラスに変身しているではないか!
聞けば、igu伝をガラスに大きく印刷してみたらどうなるかと、すでに試作をしてくださったらしく、もともとはめ込まれていたガラスを、ドライバーなどの工具を使って荒内さんがご自分で外そうと挑戦したものの、ガラスを枠から外す/枠にはめる、は業者に頼まないと難しいようで、結局、ガラス業者の方の登場となり、igu伝「おしゃれする木」ガラスは内外プロセスさんの工房の一部におさまった。igu伝「おしゃれする木」を見ながら、谷口さんいわく、「ガラスはインクの馴染みがよくないので、透明ならアクリルの方が発色がきれいかな」だそうだ。谷口さんのことばが終わるや否や、荒内さんが「おしゃれする木」ガラスの印刷面の隅の方を指の爪で、かりかり。「うーん、とれちゃうかもね。」
このお二人、こうやってお話をしながら、次々となんでもやってしまわれるんだと、感心(あっ、失礼ですね!)、そしてこのなんでもやってしまわれる姿勢がigu伝を支えてくださっっているのだと、感謝の気持ちを胸に岡山の地を後にしました。
igu伝展、秋も深まる今日この頃、来春4月の芽吹きに向けて、色々な方のお力をお借りしつつ、地中にて活動中です。
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