その人自身を思わせるものを"ポン"と置いてあげる

学びの連載初回は、
大阪の美大でグラフィックを専攻する3年生、
フジワラサキさんの学びからスタートです。
フジワラさんは、伝紋メンバーの中ではいつも一番早くデザインを仕上げ、
さらにその後も調整と修正を繰り返し、粘り強くデザインに向き合うタイプ。
一つひとつの制作物にこだわるフジワラさん、
今回のイベントから学びは一体どんなものだったのでしょうか?
はじめまして、伝紋wsメンバーのフジワラです。
今回は、私が二人の先生から何を学び、それをどう活かしたかについて書きたいと思います。
どうぞおつき合いください。
まずは私が最初にデザインした伝紋から。

【体と心】のコンセプト(左側の伝紋)
体調の管理をすると日常の生活も上手くいくとおっしゃっていたクライアントさん。
体と心が強く結びついているように感じたので、
模様が体の巡りの良さを表し、その模様の中に心(ハート)が隠れているようなデザインにしました。
色は、クライアントさんのエキゾチックなイメージと
ファンタジーが好きとおっしゃっていたのでファンタジックなイメージを合わせました。
【freedom】のコンセプト(右側の伝紋)
クライアントさんの話を聞くと、お姉さんのフットワークの軽さを尊敬していらしたり、
自由な想像力を身に付けたいということでしたので、月とネコを組み合わせることで空を飛んでるようなフットワークの軽さや自由さを表現しました。
この伝紋を実際に先生二人の前でプレゼンしました。
まずは、デザイン面において私が学んだことを3つのポイントにまとめてみました。
|今回学んだ伝紋を作るときの3つのポイント|
『伝紋はその人自身を思わせるものをポンと置いてあげることが大切。』
『伝紋を使うときの情景を思い浮かべてデザインする。』
『要素が多いと伝わる早さが遅くなる。』
『伝紋はその人自身を思わせるものをポンと置いてあげることが大切。』
伝紋を見た時点でその人だと分かったり、その人に伝紋が似ていたり、
伝紋とその人の雰囲気が同じであったりといったように、
伝紋を見てその人を感じることが出来るかどうかが大切。
大石さんが私の伝紋を見て、
クライアントさんの持つ雰囲気は伝わってくるとおっしゃって下さったので、
伝紋の修正を行う際、伝紋の持つ雰囲気は変えないようにすることを決めました。
『伝紋を使うときの情景を思い浮かべてデザインする。』
伝紋があることによって、どのように会話が弾むのか、伝紋を使うときの情景を思い浮かべる。
あえて、疑問に思う点を伝紋に加えることで、「これは何?」というところから
会話が始まっていくこともある。
これは、私が伝紋を作っているときには気づかなかったことです。
伝紋をクライアントさんが気に入って使ってくれたらいいなという想いで作っていましたが、
伝紋があることによって、弾む話の流れなどまでは考えていなかった!!
これは今後の課題に。
『要素が多いと伝わる早さが遅くなる。』
twitterやmixiのように伝紋を使う場面では、たくさんのマークと自分の伝紋が並ぶことになる。
そのため、マークの機能性が必要になってくる。
伝紋に入れる要素が多い分だけ、読み取る時間がかかるので
伝紋に入れる要素を絞っていくことも大切になってくる。
わたしの伝紋は、マークの機能性についてご指摘をいただきました。
これは私も制作時に悩んだことの一つでした。
ただ、今までの伝紋のデータを見てみると細かいものもあったので、
いけるかな? と思い制作しました。
そこのことをバッチリ指摘され、自分は甘えていたなと思い反省。
このレクチャーがなかったら、
自分で自分の芽を摘んでしまう行為をしたまま過ぎてしまうところだった。
ふぅー、あぶないあぶない。
これらの学びから伝紋の修正は、
『今の伝紋持つ雰囲気は壊さない』
『マークとして使いやすいものにする』
ということを課題に修正しました。
そして修正後の伝紋がこちら

ハートの方は全体を見るとハートのようなマークですが、
細かく見ると模様がぎっしり入っています。
全体を見てマークが読み取れることで、マークの機能性を保っています。
細かい模様は、「体の循環」というマークに込められた意味を表しています。
ネコちゃんの方は月のグラデーションによって縮小したときに、
月の輪郭が弱く見えてしまっていたので、グラデーションをかけずに一色にしました。
背景の色やネコの色を変えて、月を白で抜くという方法もやってみたのですが、
ネコと月が交差する場面があるために2色では難しいことと、
背景に色を付けてしまうと背景の枠が出来てしまい、
自由さがなくなってしまうことから、月をべた塗りにする方法にしました。
他のメンバーへのレクチャーでは、伝紋は発想の転換がとても大切だということを学びました。
伝紋を構成するモチーフが2つ以上のものの組み合わせなのか、
一つのものを見る視点を変えてみることなのか、
やり方はたくさんあると思いますが、伝えたいことを伝えようとし過ぎて
アイデアの幅が狭くなってしまわないようにすることが大切だなと思いました。
また今回は、自分の作った作品をどう人に伝えるかでその作品の印象が変わってくることがある。
今回は大事な大事なプレゼンテーションについてもご指導いただきました。
|プレゼンテーションのポイント|
『結論を先に!!』
『お笑い精神』
『結論を先に』
プレゼンテーションというものは、自分が制作した順で話していくのではない。
今回、一番ご指摘をいただいたのが、この「結論を先に」ということでした。
私たちはプレゼンをするとき制作した過程の順に話をしていました。
しかし、今までたくさんのプレゼンを見てきた岡本さんからすれば、
そのプレゼン方法は大きな間違い。
「こうなってこうなってこうなって...」と前置きをいろいろするよりも
一番伝えなきゃいけないことをビシッと決める!それが良いプレゼン。
ご指摘をいただいてから、「結論を先に」ということを意識しながらプレゼンをしたのですが、
どうやら出来ていなかったようで、
「みんな、まだ説明をいろいろしちゃってるね。」と言われてしまいました。
今まで当たり前だと思ってしてきたプレゼンのやり方を変えるのは
とても難しいことだと実感しました。
すぐに「結論を先に」のプレゼンが出来るようになるのは難しいかもしれませんが、
これから幾度とあるプレゼンのひとつひとつで「結論を先に」を意識しながら発表することで
上手なプレゼンを身に付けていきます!!
『お笑い精神』
作品が一番輝くようなプレゼンをすべし!!
お笑い精神で望め!!
ご指導いただいているときにこんなフレーズが出てきました。
お笑いは「オチ」のためにそれがなぜおもしろいのかをくどくどと説明しませんよね?
いかに「オチ」の部分で大爆笑が取れるように考えるのがお笑い。
プレゼンも同じで完成に至るまでをくどくど説明せずに
完成した作品がすばらしいと思えるように話していくことが大切。
プレゼンを退屈なものにさせず、作品を輝かせるための話術を身に付けることが今後の課題に!!
このためには、聞いている人の立場にたって考えていくことが大切ではないかと思いました。
自分だったらこのプレゼンを聞いてどう思うだろうか?と考え、
プレゼンを見直すことでより良いプレゼンをしていこうと思いました。
以上が私、フジワラサキの学びです。
長くなってしまいましたが、
おつき合いいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!
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