伝紋WS
3月24日(水)スタンダードブックストアカフェにて、奈良県立図書情報館にて「ふだん図書館に足を運ばない人にも図書館に来てもらうために」とさまざまな取り組みをされている乾聰一郎氏をお迎えして、第3回伝紋ws展覧会のイベントを開催。
乾氏は「宮仕え(公務員)」というお立場。「今度はここで働いてねー」という辞令が出れば、世界史や倫理を若者に教えるお仕事から、新しい建物の建設準備という仕事に就くこともあれば、その開館準備のお仕事から広報の仕事に変わることも。この日、これから職業生活をスタートさせる20代の学生中心の会場に向かって、乾氏はこれまでのご自身の経験をもとに「やりたいことの見つけ方」というテーマで丁寧にお話してくださった。用意してくださったプレゼン資料を拝見すると、どれこれも華麗なお仕事の数々である。
職業生活のなかでは、日々与えられる環境が必ずしも自分がやりたいと思っていたことを実現するのにぴったり合致する環境ではないこともある。与えられた環境のなかで自らと向き合うことによって、自分のやりたいことの延長線上に仕事をつくりだせると、喩えをまじえてゆっくりと、けれど力強く。
ピンク色の雲のような満開の桜の美しさも素敵だが、木に近づいてよく見ると、満開の桜とは異なる風情で輪郭をもって浮かび上がる一輪の桜を見つけることも素敵。また、仮に自分の好みじゃない家を建てることになったとしても、屋根裏にある梁や柱に刻まれた落書きのように、ひそかに自分の想いのたけを刻むこともできると。実際にプロジェクトのお話を聞いてみると、華麗なお仕事を実現させるまでには全てが順風満帆ではなかった様子も併せてお話してくださり、失礼ながら妙な親近感を覚えた。
乾氏はご自分が「おもしろそう」と感じたことを、自分になじみのない事柄であったとしても、さまざまな専門家の力を借りて「人を集める」ことでひとつずつ実現させていらっしゃる。「人が集まる」ことで発想が拡がり、試行錯誤の段階でうまくいかないことがあれば、「ごめんなさい」と言える力があればいいと。確かに、仕事ではプライドが邪魔をして「ごめんなさい」を伝えるのは難しい場面を何度も見た。また、例えば「10人が集まる」と、10人が互いにコミュニケートすることによって新しい意識や発想がうまれ、もともと10人がそれぞれに持っていた意識の総和とは異なる意識や発想に変質していることは、アイデア創出セミナーなど小さなグループのなかで実感してきたことにつながりがあるなと。
会場から飛び出した「僕、今日彼女と別れてきましたが、乾さんにとって友達や恋人はどんな存在ですか?」とのサプライズ質問に、たとえ親子であっても異なる人格ゆえお互いを完全に理解することなど不可能なので、理解できないことを前提に議論を尽くすことが必要だと、コミュニケーションの意義についてもお話をしてくださったが、この態度は職業生活のなかで難しそうに見えることもあきらめずに「やりたいことを見つける」乾氏の態度と通底しているように思えた。
トークイベント終了後の飲み会にも、終電時間頃までおつきあいいただいた乾氏にただただ感謝である。乾氏のお話は、20代の若者だけではなく、一部参加した30代・40代の参加者にもじわじわと染み渡った。20代の若者たちがこれから日々出会う事柄に、乾氏のお話との接点を1つでも見いだしてくれればよいなと、40を前にして惑う私は思うのである。
2月21日(日)、三寒四温を思わせる明るい日差しのなか、第3回伝紋wsを開催しました。
1時間ほどの短い時間で、お客さまのお話を聞き、その上でデザインのドラフトを作成して披露(プレゼン)し、お客さんの反応をうかがう。
昨年始めた伝紋wsも3回目。 伝紋をつくるのは何度目かのメンバーも、この1時間は真剣勝負。 和やかに見えてますけど・・・。
お客さまが書いていただいた「木」をきっかけにして、物語の起承転結の順に話を聞こうとする人、自分との共通点を端緒に前後脈絡なくぽつぽつと聞いた話を自分でまとめる人、お客さまの話を引き出し、ひもとく方法もさまざま。
今回は卒業する人を見送る伝紋wsでもあるので、彼らの前途をお祈りしつつ。
さてさて、どんな伝紋ができあがることやら。
伝紋ws×Exhibitionは、2010.3.23(Tue)-4.5(Mon)、心斎橋STANDARD BOOK STOREにて開催です。
第3回伝紋wsのExhibitionをさせていただくスタンダードブックストアカフェにてフルシマユウキさんと打ち合わせ。彼が中心になってチームメンバーが色々と企画を進めてくれているので、「打ち合わせ」といっても、新しく入ったメンバーのこと、進行している企画の話を、「それいいねぇ」「おもしろそうやん!」「そうなんだ」と聞く一方になった。
次の伝紋wsでチームメンバーがどんな経験を積みたいか、そのためにどんな企画であればよいかを考え、展覧会の場所選定と交渉、展示方法との整合性確認、用意する伝紋グッズ案作成と制作する環境(場所・モノ・道具)の手配、オープニングイベントのゲストスピーカーの選定と交渉などなど、やるべきことは次から次へと出てくる。さらに限られた資源(ヒト・時間・お金)をどのように配分するかを考えて、しくみとしてうまく動くか試行錯誤してみる。試行錯誤してうまくいかなければ、少し調整してさらに試行錯誤する。チームメンバー同士の効率的な連絡方法1つをとっても試行錯誤してたよね、確か。試行錯誤する勇気と、調整可能な余裕、チームメンバーにこの2つが備わって、頼もしく、たくましくなりました。
この日、他のメンバーは、卒業する4回生にかわるチームメンバーリクルートのため大学に。先生に交渉して、授業の合間にメンバーリクルートのためのプレゼンテーション時間をもらったらしい。こちらも頼もしい・・・。
カフェオレができあがるのをカウンター前で待っていたら、スタンダードブックストアカフェのスタッフの方が、「Exhibition、楽しみにしてます!」と。うれしいコトバでした。
10月25日をもちまして、大阪の中崎町で開催されていた伝紋ws×Exhibitionも無事会期を終えることができました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
伝紋wsスタッフブログvol.7では伝紋wsのコーディネーターとして、制作チームをまとめているフルシマユウキさんによる伝紋のws×Exhibitionの総括をお送りします。
プロによる完成されたプロジェクトではなくアマチュアや学生が行なうプロジェクトならではの学びや反省、今後の課題など、次回の伝紋wsがさらに良いものにするためにフルシマさんが考えられていることとは?
フルシマさんが今回の伝紋ws×Exhibitionを指揮するにあたり、前回の失敗から学んだ課題があったそうです。まずはそのあたりのお話から。
フルシマ(以下、フル) 課題としては第一に、企画を運営するにあたり、どういった目的で何をするかということをしっかりと定めること、というのがありました。
当たり前のことのようですが、我々はついつい「手段」であるはずの物作りを「目的」にしてしまいがちです。肝心なのは、何のためにそのものを作るのか、それをはっきりさせておくことです。そうしなければ、何を作っても伝わらない物になってしまいます。
第二にスケジュールの管理と情報の共有です。
特に、情報の共有については、前回まるで出来ていなかったので、今回はそこの徹底を目指しました。理想としては、現在の状況についてメンバー全員が把握しているという状態を作りたかったんです。
編 その課題は、今回クリアできましたか?
フル 結論から言えば、両方ともクリアは出来ませんでした。
目的は設定出来ましたが、広報活動や集客、展覧会会期中のトークイベントなどはほとんど狙い通りには行きませんでした。
原因は他にもありますが、まずは全ての場面において不確定要素へ着手するのが遅かったということが挙げられます。
例えば、お客さんにメール広告でワークショップへの参加を呼びかける。すると応募の締め切りまで何人集まるか分からないわけです。来るかもしれないけれど、来ないかもしれない...。そうやってまごついている間に時間がなくなり、人も集まらずで本来のターゲットだけでなく、来てもらえそうな人にも声をかけなくてはならなくなりました。
もちろん来てもらえることはとても嬉しいことですが、お客さんの層が変われば、その後に考えていたことを変更せざるをえなくなります。
まだまだ経験不足のチームなので、そういった急な変更にフレキシブルに対応することが難しく、どうしても対応が後手後手になってしまいました。
スケジュールの管理や情報の共有も、個々のセクションが日々変わってく状況に無理矢理対応していくうちに連携をとるのが困難になっていましたね。
編 今回もかなり反省点の多いものになったということでしょうか?
フル そうですね。
でも、今回のメンバーの3分の2が初めてこの企画に参加したメンバーだったことを考えると、収穫もかなり多かったです。
最初は、打ち合わせでも僕ひとりだけしゃべって終わりというようなことが何度もありましたが、終盤ではメンバーからの積極的な提案が目立ちました。
メールのレスポンス一つにしても、すごく早くなったし、「今◯◯をしていますが、××の素材が足りません。△△日までに送って下さい」というような、自分で自分の仕事を作ることができるようになってきました。これはものすごく嬉しかったことです。
6月から今のメンバーでやっていますが、この4ヶ月での成長は目覚ましいものがありますね。デザインの精度も上がっていますし、次回はもっとやりたいことができるのではないかと期待しています。
編 なぜ、メンバーのみなさんがそういうふうに成長されたのだと思いますか?
フル メンバーの一人は「そろそろやんなきゃやばいかなと思って...」とか言ってましたね。でもたぶん理由は二つあって、一つは企画の中の自分の立ち位置を一人ひとりが掴めてきたということ。もう一つは、一つの仕事を頭から最後まで任せたという所にあると思います。本来出来る子たちですから。
力を発揮させるにはどうすればいいかを考えた時に、僕が手を出さないことだなって。口はたまに出しますけど。
編 では、後半は概ね良好だったと...?
フル そうだと良いんですが、今回、最大の山場が、搬出の日に起こってしまいました。展示物を接着していたテープが強過ぎて、展示会場のcaféの壁をはがしてしまったんです。それもけっこう目立つ所を。
結果的には壁の修繕費をお支払いする形になりましたが、これが一番大きな学びでしたね。恥ずかしながら、リスクヘッジに関して全然意識していなかったんです。
さっきの不確定要素の話にも繋がるんですが、不確定要素が多いと、当然何かアクションを起こした時に同時に起こりうるリスクの想定ができない。今回は展示物が落ちないようにするための実験は重ねていましたが、使用するテープとcaféの壁との相性の検証や事前にcafé側に展示方法を説明するプロセスを怠ったので、こういうことになってしまいました。
そのテープで壁がはがれるかはがれないか分からないのに、そのテープを使ってとめる、というような不確定要素の上に重要な事柄をのせることが最もリスクが高いということを学びました。
僕個人としてのスタンスも「手は出さない、口もあまり出さない、仕上がったものをチェックする」というものだったのが良くなかったと思います。「手は出さない、口もあまり出さない、でも可能な限り全てを見る」ということが必要でした。

編 次回に向けての課題と意気込みを聞かせて下さい。
フル 次回を最後に、企画を引っ張ってきてくれた大学4年生のメンバーが卒業します。なので、4年生にはやり残しがないようにさせてあげたいということと、下の子たちへの引継ぎをどうするかですね。
あとは、やはり毎度の課題である情報の共有とスケジュール通り企画を進めると言うこと。そのためには方向性を定め、想定される不確定な要素を速く潰していくことですね。そうすることで、リスクを軽減させることもできると思います。
特にワークショップや展覧会、トークイベントなどの外部との交渉が必要な場では、自分たちが行なおうとしていることをきっちり把握し、チームの特性を生かして客観的な視点で、検討をすることが大切だと思います。
情報の共有に関しては、持っている情報を出すことに重きを置くことで、情報の停滞を防ぎたいと思っています。具体的にはTwitterなどを使っていくことで、リアルタイムで情報を気軽に流せるようにしようと思っています。情報をきちんと出そうと編集しているうちに、状況が変化してどんどん停滞してしまうということが続いたので、まず流すようにしてみようかと思っています。
あと、最後になりましたが、やはり楽しく制作出来る場を作ることですね。年齢差もありますし、どうしてもトップダウンになりがちですが、やる気のあるメンバーからの提案を柔軟に取り入れ、良い意味でトライアンドエラーを重ねられる場を作っていきたいと思っています。

下を育てることで自分も成長していけるというフルシマさん。次回の伝紋wsはどのようなものになるか今から楽しみです。
今回は、伝紋wsのメンバー紹介ムービーがあります。
撮影は、大阪芸術大学映像学科4年生のイノウエカズナリさん
編集は、大阪芸術大学出身で現在映像作品を制作されているホリヒロユキさんが担当して下さいました。
少し音声が聞き取りづらいかもしれませんが、ご覧ください。
今回は、展示空間のデザインをしたスペースチーム5人の座談会の模様をお届けします。
スペースチームは、美大の4年生でスペースデザインを専攻されてるヨシダエリカさんを中心に、3年生のコタニガワハルカさん、ナカツカクミコさん、ニシノシュウヘイさん、フクイノゾミさんからなる個性豊かなチームです。
リーダーのヨシダさんは、3年生の授業でメンバーを募集するところから始めたそうです。まずはそのあたりのお話から。
ヨシダ: 大学のスペースデザインの先生の授業におじゃまして、企画に参加したい人を募りました。その授業にナカツカさんがいて、彼女とは前から知り合いだったこともあって「あたしやります!」って言ってくれたので参加してもらうことになりました。その後他のメンバーも集まってくれました。
編: メンバーの方々はどういった動機で参加されたのですか?
フクイ: うちは短大からの3年次編入なんです。短大では、こういう授業以外での活動とかがほんまに全くなかったので、これから就職する時にこういう活動していた方が、自分をアピールできるポイントになるし、自分の経験にもなるなと思って。大学の雰囲気に触れてみたり、編入で友達も少ないからこういう場でちょっと輪を広げられたらいいなという感じで参加しました。
ナカツカ: うちは、やってみたかったから!最初企画自体はどういうものかが全然分からなかったんです。でもうちは、大学生活をよりよい4年間にしたいと思っていて、色んな事をしたかったんです。とにかく「やってみませんか?」って言われたものは、ちょっと興味が湧いたら、やろうとしてきたので今回参加しました。
ニシノ: 僕はただ単に、普通に1年生2年生の大学生活を遊びに使ってきたので、3回生になって、少しでも友人関係を広めたいっていうのもあるし、将来を見つめた感じで、ちょっと社会に出て勉強してみたいなと思って。今回これはきっかけかなと思って参加してみた感じです。
コタニガワ: 私も編入生なんですけど、短大のとき私はもうほんとにもうびっくりするくらい課題とか頑張らなくて、本当に遊びすぎてて。だから大学に編入したら、生まれ変わって頑張ろうって思ったんですよ。ちょうど何かやりたいなって思ってたときにお話ししてくれたんで、もうやるしかないって感じでした。
編: スペースデザインのお話になりますが、今回みなさんは、5人で一つの空間をデザインされてますよね。互いに個性の強い皆さんの意見をどういう風にまとめていったのでしょうか?
フクイ: スペースの会議の中で、「次までにこういう案を出してきて」という風にで、一つの方向性みたいなものに沿って課題が出るんです。ヨシダさんを中心にみんなで決めた課題なんですけど。そうやって毎回少しずつ影響し合いながら家で課題をやって、またみんなに見せるんです。するとそのプランに対してみんながいろいろ問題を指摘してくれたりいい部分を伸ばしたりしてくれるという感じです。そうやっているうちにプランのいい部分がくっついていって…。
ヨシダ: メンバーのみんながいつもどうやって空間を作っていくかは分からないんですけど、私が4年間勉強してきたやり方は、まずアイデアを一杯出して、そのアイデアのいい所を全部寄せて、一個のプランにしていくっていうものだったので、それをそのままやってみました。
みんなが出してきた案を見たら、それぞれに思うことがあると思うんです。それをみんなで話しあって、ここはこうした方がいいんじゃないかっていう意見とかを出して、どんどんアイデアを成長させていくという感じです。
編: 終盤は設置の実験と検証を繰り返しされたそうですが、プランニングしたものを実際にかたちにしていく過程はどうでしたか?
ヨシダ: 私はもう泣きそうなくらい怖かったです。日々不安でした。
コタニガワ: 大学と違って、カフェでは壁に穴開けちゃいけないとか言われるっていうのが…。
フクイ: あー、制限されるのがびっくりしました。
コタニガワ: 空間で使ってたあの和紙も、当初はもっと葉っぱとかリアルな形でやるつもりだったんです。図面でもそうなってたし。だけど、実際作っていきながら、それは不可能だって気付いたんですよ。加工が細かすぎて。
ニシノ: 引いてみると汚く見えるんです。
コタニガワ: そうそう、ゴミがついてるように見えるんです。そんな時に、じゃあやっぱりこうしようみたいに、行き詰ってしまっても、そこからどうするみたいなのがすごい勉強になりました。
ヨシダ: 何事もそうですけど、大なり小なりアクシデントって起こりますよね。こと展示においては200%の確率で起こるので、それをどうクリアしていくかは、一番の課題です。
私は前回を踏まえての二回目なのでその経験を生かしつつ、今回はスタッフもたくさんいたので、起こってきたアクシデントをみんなで解決することを経験できたのはこれからのチームにとっても大きいことだと思います。
編: では最後に参加して良かったこと・反省していることなど皆さんの「学び」を教えて下さい。
コタニガワ: 私は、最初空間で映像を使いたいと言ってたんですね。だけど会場の制約上映像が使えないことになって、他の仕事をしなきゃならなくなったときに、私それまで映像の方の事ばっかり考えてたんで、展示空間の方の意見があんまりなかったんです。で、どうしようと思って。そんなこともあって3回生の中での意見もまとまってなかったので、一度ヨシダさん抜きで3回生だけで会議をしたんです。いつまでもヨシダさん頼みでやるんじゃなくて、3回生内でもちゃんと意見をまとめようと思って。
私は3回のメンバーの意見はどれも好きでいいなって思っていて、どれも使いたかったから、どうにか3人の意見がうまくまとまらないかなって。自分なりにまとめることをものすごく頑張りました。
ヨシダ: 私それを「これね~この前みんなで集まって決めてきたんですよ~。」って言われたとき泣きそうになりました。
コタニガワさんは、展示空間で映像が使えないって話になった時に、新しいアイデアを出すって方向じゃなくて、皆が考えたアイデアをうまく編集するほうに力を発揮しようと思ったっていうのがすごいです。スペースメンバーのキーパーソンですね。
もちろんナカツカさん、ニシノくん、フクイさんの素敵なアイデアありきなんですけど。
コタニガワ: あと学んだ事っていうか大変なんだなって思ったのが、ヨシダさんのポジションです。メンバーが5人もいれば、予定が合わない日もあるので、ちゃんとスケジュールを調整して会議の日とかも合わせたりそういうのがヨシダさんは凄いなって。学んだことやとそんな感じですね。
次回挑戦してみたいことは、次は伝紋のマーク自体の展示の仕方をもっと考えたいですね。次回は何か伝紋のマークをおもしろくみせれるような空間・展示のコンセプトを作りたいです。
ナカツカ: うちは皆の意見を聞くだけですごく楽しくて。うちは自分に自信を持っていないので、うちの意見が通らなくてもいいんです。皆の意見が凄い良かったから、とにかく皆で出来ればいいなって思って。
あ、でもconfidence cafeのもともとあった時計を展示の中心にするっていう案が叶ったのはよかったです!!あれだけはどうしてもやりたかったので。
編: 時計を中心にするアイデアはconfidence cafeの方も喜ばれてましたよね。元々自分達が用意してるものを上手く生かしてくれて嬉しいとおっしゃってました。
ナカツカ: 嬉しいです。やってよかったことは、まず話を聞いたときに、大学の外で展覧会を企画するっていう初めてのことを出来てよかったです。
スペースデザインの人と集まってやるっていうのも初めてだったんで、意見もたくさん聞けたし、学んだことはすごいいっぱいあったなって思います。外でやるっていう大変さとか。大学の外で、しかも営業しているcaf驍セと人に迷惑をかけることとか、やったらだめなことは本当にやったらダメだなって思いました。
大学なら一生懸命頼んだり、内緒でこそこそしたり出来たことでも、それをカフェでやって例えば壁が剥がれたりしたら大変なので。そういう意味では考えさせられました。
フクイ: 私はデザイナーにしては考え方がちょっとアーティスティックなんですよ。いつもは空間とかも決め過ぎないで当日その場で動かすことが多かったりするんです。だからカフェで展示するにあたってそういう不確定なことが難しくなったときにどうしよう、自分に何ができるかなって思って、色々案出したりしたけど、でもそれも上手く通らなかったりで。
空間を作り込むのは得意なんですけど、展示物を主役にしてそれを見せるっていうのはあまり向いてないのかなと。作品展示で私の得意なやり方でやると、見かけは綺麗かもしれないけど、実際展示したときにキャプションの文字が見えにくかったりとか、そういう部分で気を使えて無かったなって思いました。
でも、皆と合わせてやっていくこと自体初めての経験だったので、それはそれで楽しいなって思いました。自分の考えに人の意見も取り入れて、それをみんなでやるっていうのは学びですね。
ニシノ: 僕はずっと和紙を使いたくて。今回は和紙を使ってもらってるんですけど、やっぱり紙なので難しいところもあったと思うんですけど、自分が使いたいと思うものが使われてよかったです。
学んだことは皆で展示のスペースを作ってるってことですね。自分の意見だけが通るわけじゃないことはわかってるので、如何に自分の考えたものと、皆の分を1つにまとめるかが一番難しくて一番学んだことだと思います。
反省は、もっと自分の意見を言ったほうがいいときもあったかなと。もっと言えた方が自分的にも将来的にもいいじゃないかなって…毎日思ってます。
あと制作に関しては、僕やっぱりシンプルがすきなんで、派手なものはガンガンやらず、もともと店にあったかのようなものを作る、それが一番です。
ヨシダ: 私は自分に空間として失敗のないというか、人に迷惑をかけない空間を作るというのと、人としっかりコミュニケーションするというのを課題にしてたんですが、空間は前回より安定したものになりました。人とのコミュニケーションにしてもうまくとれたので、それによっていい空間ができた部分もあると思うので成功したと思います。
チームをのまとめ役を経験できたことで、私自身も人として成長できたんじゃないかと思います。次の仕事は、引き継ぎですね。
編: なるほど。皆さん、今日はありがとうございました。
一同: ありがとうございました。
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スペースチームはヨシダさんの「いい空間はいい空間の中から生まれる」という考えのもと毎回素敵な空間のカフェで会議をしていたそうです。そうすることで、インスピレーションも刺激され何より打ち合わせが楽しくなる。スペースチームの仲の良さや強い結束は、こういう小さな工夫に秘密があるのかもしれません。結成して日の浅いチームでも、個人個人がメンバーのことを思いやって仕事をすることで、高いパフォーマンスを生み出すことができると言うことを教えてもらいました。

10/5から大阪の中崎町で開催されている伝紋ws×Exhibitionも会期第一週目が終了致しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。これからご覧になられる皆様、お待ちしております。
さて、伝紋wsスタッフブログvol.5では伝紋wsのブレーンメンバーであり、伝紋デザイナーでもあるシオミユリさんに伝紋のデザインプロセスについて聞きました。「伝紋ってこんな風に作られるんだ」と想像しながらお楽しみください。 今回は、シオミさんのデザインした伝紋「Mr.アンテナ」ができるまでを写真でお見せします。
シオミさんは現在美大の4年生。今回のクライアントさんは30代の男性の方です。自分よりも人生経験が豊富な方とのワークショップ、その人の情報を引き出すにあたってシオミさんが重視したこととは何なのでしょうか?
シオミ: お話を聞くにあたって、私は3つの質問も重要ですが、人柄も重視するようにしています。その方の第一印象だったり、話し方、雰囲気…笑い方や好きなこと、その方の目指す所とか…。中身も、外見も含めてその人だと思うので、そういったこともマークに反映させていくことが多いですね。
編: ワークショップで得た言葉や人柄、雰囲気などさまざまな情報をどういうふうにデザインというビジュアルに変換していくのですか?
シオミ: 例えば今回の方だと、目指すことに、人を巻き込んで楽しみながら、巻き込んだ人を成功に導きたい、そのために、色んなメディアから常に情報収集することを大切にしているといった内容が、お話の中で出てきたんですね。で、「巻き込む」というワードと「情報収集」というワードを拾い上げてそれを別の言葉に変換していきました。「巻き込む」→トルネード、「情報収集」→アンテナみたいな感じで・・・。ワードを拾って、直接、絵にするだけではなく、いったん「言葉」に変換するんです。一種の連想ゲームですね。一番大切な核のような部分は、そうやって決めていきます。でも、それだけだと単に一つの言葉を言い換えているだけなので、さらにいろいろな要素を足していきます。今回の方で言うと、運動が好きとか休日は出かけることが多いとかアクティブな要素が多い方だったのでマークも動的な感じで、全体的に明るくて、躍動感のあるマークを目指して作ってみました。キーになるものはできるだけシンプルに表現しつつ、その人のまた違う面の情報をそこに加えることで、オリジナルな要素が出てくるんじゃないかと思います。ここの連想がうまくいかないと手が詰まることが多いですね。言い換えを円滑にやろうと思うと語彙やビジュアルを日頃からスクラップブックのように頭に入れて、引き出しを増やすことが重要だと感じています。
編: 一方で、シオミさんたちデザイナーが作ったもの(伝紋)を受け取るのは、そういうトレーニングをしていない人たちですよね?
シオミ: そうなんです。いろいろなものを、いつも作り手の視点だけで見ていると感覚的に作り手と受け手でズレが生まれてくると思います。常に頭の一部はデザインスイッチをONにしておきつつ、普通に生活している中で感じたこととか、驚いたことを大切にしていけたらなと思います。
編: トルネードとMr.アンテナの2案のうち、今回採用されたデザインはMr.アンテナでしたが、デザイン上で工夫された点などありますか?
シオミ: 今回は初めて男性の伝紋作成を担当するということで、その方の、アクティブで気さくな印象が出るようにキャラクターっぽいマークにしてみようと思いました。ラフの段階では、目とか入ってなかったんですけど、目を入れた方がもっと活き活きするかなと思って最終データ作成する時に、色々いじりました。あとは、色も黄色をポイントにいれることで元気な感じとか、前向きな感じをイメージしてみました。
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4月からパッケージの制作会社でデザイナーをすることが決まっているシオミさん。将来どんなデザイナーになりたいかと聞くと、「クライアントの方が満足して貰えるようなものを作れるデザイナーになりたいですね。」と答えてくれた。クライアントさんの求めることをデザインでお返しして、自分自身もその度に常にステップアップしていきたいというシオミさんの今後の活躍に期待したいと思います。
10月5日(月)~10月25日(日)まで、大阪市北区中崎町にある「Confidence cafe」にて 伝紋ws×Exhibition 「ようこそ、伝紋のあそび場へ。」を 開催中です。
9月始めに実施したwsで作成された伝紋に加え、前回の伝紋ws× Exhibitionのなかで作成された伝紋が展示されています。
今回は伝紋wsスタッフ空間チームに新しいメンバーが加わり、Confidence cafeさんのゆっくりした時間の流れる雰囲気のなかで、伝紋が雲の中にぷかぷか浮かんでいるような展示に仕上がりました。
みなさま、ぜひ足をお運びくださいませ。
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開催期間 2009.10.5(月)~2009.10.25(日) 11:00~21:00(ラストオーダー 20:30) 定休日 水・木
場所 Confidence cafe 大阪市北区中崎西1-10-13 大阪市営地下鉄谷町線「中崎町」駅2番・4番出口から徒歩4分
明日10/5(月)から10/25(日)まで大阪市北区中崎町にあるConfidence cafeにて伝紋ワークショップで制作した伝紋の展覧会、伝紋ws×Exhibitionを開催します。
スタッフブログvol.4では伝紋ws×Exhibitionの告知DMのデザイナーであり、伝紋wsのアートディレクター(以下、AD)でもあるナカノサトミさんの登場です。
ナカノさんは今美大の4年生で、グラフィックデザインを専攻。
伝紋wsのADとは、ひと言で言うと、グラフィックチームの責任者で、
伝紋wsや展覧会に興味を持ってもらったり、楽しんでもらったりするための広報物やプロダクトの企画・制作とそのスケジュール管理が主な仕事。
伝紋wsのADとしての初仕事が展覧会の告知DMだったということで、そのあたりのお話から…。
ナカノ: 前回の展覧会は「まず伝紋wsの仕組みを分かってもらおう」ということをコンセプトの一つにしていましたが、今回の展覧会はその一つ先のステップとして、「伝紋の楽しさを伝える」というコンセプトで展覧会を進めることになりました。
編: 今回の展覧会のコンセプト、『伝紋広場』ですね。
ナカノ: そうです。伝紋を持っている人が集まれる広場のようなコミュニティを作ることで、 そこを訪れれば、伝紋を持つ楽しさや伝紋を持つ人同士が繋がっていく楽しさなどを感じてもらえる場にしたいなぁと考えました。 そこで、告知DMは「伝紋広場」という言葉を、どういう絵に起こすかということからスタートし、出てきたコンセプトが「伝紋ハウス」です。 伝紋を持っている人が集まっている場を「家」にすることで、一緒に暮らす温かみ、 散歩中に伝紋をきっかけにして話が広がったりする温かみのあるコミュニティ っていうものを連想させられたらいいなと思って、モチーフを家にしました。
編: ビジュアルを作る時に苦労したことなどはありますか?
ナカノ: 「苦労」じゃないけど、私はいつもはシンプルなデザインのものが多いので、今回はかわいく、明るく、楽しいイメージを大切にして制作しました。 あと、伝紋をどんな風に使っていたら、楽しそうに見えるかという点は結構気を遣ったところですね。 ボードにして飾ったり、Tシャツやタオルに入れたり…。 伝紋はまず自分の伝紋を好きになるところから始まりますから それぞれにいろんな楽しみ方をしてる人がいます。 自分の伝紋が気に入れば、色々なものに入れたいし、人に自慢したくなると思います。
編: ナカノさん自身はシンプルなものを作ることが多いのには、何か理由があるのでしょうか?
ナカノ: 普段の課題では今回のDMのようにこんなにたくさんの色を使うことはあまりないですね。いつもは細かな線画とか、モノトーンでシンプルな作品が多いですね。 やっぱり、シンプルなものの方が無駄がなくてストレートに伝わると思うんです。 ごちゃごちゃしたデザインはあまり好きではないので。 あと自分があまり言葉で説明するのが得意じゃないので、作ったものでちゃんと伝えたいって気持ちから、シンプルにデザインするようにしてますね。作ったもので伝えるのは、実際にはとても難しいことですが、例えば今回のDMは完成までにできるだけいろんな人に見てもらって、 アドバイスをもらいながら修正を繰り返して作りました。 結果的に伝紋の楽しさの伝わるDMができたんじゃないかなと思っています。
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今後は、自分の気に入ったアートや写真、ファッション、人を集めて、自分でセレクトして構成、編集する、フリーペーパーに近い雑誌を作ってみたいというナカノさん。来年4月から故郷の石川県でデザイナーとして就職されるそうですが、そこからどんなものを発信してくるのか、とても楽しみです!
伝紋wsでは社会で活動されているクリエイターをゲストデザイナーとしてお招きしていますが、スタッフブログvol.3では9月6日・9月13日の伝紋ワークショップに参加してくれたゲストデザイナーのMAMACHARIさんへのインタビューです。MAMACHARIさんは、ふだん、展覧会やクラブイベントでライブペインティングをするかたわら、大阪にあるテーマパークで似顔絵作家としても活動されています!
MAMACHARIさんは、昨年実施されたプレ伝紋ワークショップにも参加してくださいましたので、そのあたりのお話から・・・。
MAMACHARI(以下、MA): 昨年のワークショップではほとんど勝手が分からず、あまりお客さんから話が引き出せなかったので、今回はもっと色々なお話ができるといいなと思っていました。実際やってみると、40分という時間的制約もあって、どの程度お客さんの要望や気持ちを聞き取れたかは分かりませんが、昨年よりも多くの言葉を引き出せたんじゃないかと思います。
編: MAMACHARIさんの作品を見ると「アート作品」という印象を強く受けますが、お客さんの要望をどの程度ヒアリングできたかを気にする姿勢は、どちらかというとデザイナーに近いですね。
MA: 自分がアーティストなのか、デザイナーというかイラストレーターなのかはいつも考えてはいるんですけど、その線引きよりも自分の絵を人に伝えたい、知ってもらいたいという想いの方が強いんです。 なので、基本的には描きたいものを描いていますが、自分が描いたものを誰かに見てもらって喜んでほしいと言う気持ちもあります。依頼の絵でも、お客さんに見せた時の反応が「そうそう!」ってハマってくれるとやっぱり嬉しいので、依頼を受けて描くのは嫌いではないです。
編: 好きなものを描くにしても、依頼を受けて描くにしても、行き着くところは人に喜んでもらいたい?
MA: そうですね。絵という「コミュニケーションツール」を使って人と繋がっていたんだと思います。他にいい方法が見つからなかったんですね。
編: MAMACHARIさんが今後やってみたいことや挑戦してみたいことはなんですか?
MA: ただ黙々と描いていても仕方がないので、自分のことをもっと発信していきたいと思います。僕の場合、好きな絵を描くと言うのは独りよがりな絵を描くと言うことではないので、人と繋がれる絵を描いていきたいです。こんな絵を描いてほしいって言う依頼が来れば喜んで挑戦したいですね。
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美大生だった頃のMAMACHARIさんは「美術」ではなく「グラフィックデザイン」を専攻されていたということ。自分の世界を発信しつつ、人からの依頼に真摯に応えることで人と繋がっていたいというスタンスはそういった経歴の影響があるのかもしれません。
今後のMAMACHARIさんの活躍に期待です!
スタッフブログVol.2は9月6日(日)に行われたワークショップで、デザイナー、クライアントとして初めて伝紋wsに参加した、大学3年生のタマガワマナミさんとシバタミキさんに、ワークショップ参加の感想とそこから学んだことなどを中心に話を聞きました! ワークショップでは、自己紹介の「もと」を伝版の「木」を使って書き、その「木」を元に、クライアントとデザイナーが1対1で約20分間トークセッションを行います。そのトークセッションでクライアントから得た情報を元に、デザイナーは約20分間で伝紋のラフ案を制作します。1対1のトークセッションでは「好きなこと・大切なこと・挑戦したいこと」の3つを中心にお話をしていくのですが、「初めて」ということで、それぞれ会話のきっかけづくりにかなり苦労したようで…。まずはワークショップに初参加した感想から。
タマガワ(以下、タマ): 初めての参加ということで少し緊張しましたが、始まってみるとあっという間でした。第1部はクライアントとして参加して、キヨタニさんに伝紋を作って貰ったんです。キヨタニさんとは元々友達なのでさすがに緊張はしなかったんですが、自分の内面的なことを人に話すのは滅多にない機会だったので少し照れましたね(笑)。 でも逆にキヨタニさんの話も聞けたり、楽しかったです。最初に「木」に書いた自己紹介も、結構自由に書いていて・・・、挑戦したいことに「カフェ開業」とか。それをきっかけに会話が盛り上がりました。第2部は実際に自分がデザイナーとしてクライアントの方と会話をしましたが、先に第1部でクライアントとして参加して流れをつかめてたので、会話はしやすかったです。
シバタ(以下、シバ): 思っていたより緊張せず楽しめましたね! 私はマークをつくることができるという楽しさに惹かれて、この伝紋の企画に参加させて頂いたのですが、たまたま今回はクライアントさんが顔見知りだったということもあったし、話す話題も普段友達とはあまり話さない内容だったので、これを機に深く自分についても知ることができてよかったです。
編: クライアントの方と1対1で会話をするという経験はどうでしたか?会話していく中で何か工夫とかされました?
シバ: 難しかったですねー。短い時間の中でクライアントさんがどんな方なのかをできる限り理解し、そこをおさえた上でさらにお話をすすめることが第一の関門でした。なので、私は初対面の場で必ず発生してしまう”心の壁”を取り払う所から入りましたね。まず自分のことを話し、クライアントの方にも語っていただきやすい様に心掛けました。あらためて自分のことを語るのは「恥ずかしい」って思ってらっしゃる方が多い気がするんです。なのでこの場では思いっきり語って下さい、と言わんばかりに、そういう雰囲気に持ってっちゃいました。が、初めてのクライアントさんとは趣味が一緒で、一つの話題について花が咲きすぎてしまったので、もっと他のことについても話をしてみたかったなと後で反省しました (笑)。クライアントさんも、はじめは自分を語るということに抵抗があったような感じでしたが、序々に語ることを楽しんでいただけたようでした。
タマ: 最初はその人がどういう人なのか分からないので、どんな質問をすれば理解できるかとか、いかにうまく質問するかが難しかったですね。なので相手の方にも喋って貰い易い様な雰囲気作りを意識して、最初は自分のことからなるべく話すようにしました。で、3つの質問をしてからは、クライアントさんから出てくるワードを1つ1つ細かく拾って、なるべく話を広げるようにしていました。でも最後の方なんかは質問に困って
しまって、本当はもっとクライアントさんのことを詳しく知りたいのに、クライアントさんがう~ん、と考えこむような答えにくいアバウトな質問をしてしまったのでそこは反省点ですね。
編: では続いて、ラフ案の作成時のお話を聞かせてください。約20分という短時間での制作はいかがでしたか?
タマ: ラフ案の作成は本当に難しかったですね。色々お話したので、思っていたよりもクライアントの方の色々な面が見えてきたので、それを整理してまとめるのに必死でした。結局私は20分の中であまり、まとまりきりませんでしたが…。しかも、最後に参加者全員の前でラフの説明をするなんて思ってなかったので最初は焦ったんですが(笑)、でも他のデザイナーさんがクライアントさんと話している姿を見たり、他のデザイナーさんが作ったラフを見て、自分とは色々と引き出しが違っていて勉強になりました。
シバ: 私はクライアントの方を前に、形にするという作業がやはり緊張しましたね。感想とかもすぐ聞けてしまうので、プレッシャーありきの場で…。でも描きながら「こんな感じのも好き~」とか、質問タイムだけでは聞けなかった好みも聞けたのでよかったです。プレッシャーに打ち勝つには、数を重ねることが大事ですもんね! 学びの場としてバネにしたいところです。
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ワークショップ進行をするのに、クライアントさんだけに、伝版「木」を使って自己紹介をしてもらう、という流れも考えましたが、デザイナーもクライアントさんもどちらも自己紹介の「木」を使うことで、話をしやすくするとっかかりができるんですね。
シバタさんは「デザインというものは人の為にするものだということを再確認しました」、タマガワさんは「デザインは自己満足では成り立たないし、まさにコミュニケーションであると改めて感じました」と語ってくれました。 今回制作した二人の伝紋は、クライアントの方に選んで頂き10月の展覧会で展示します! 出来上がりが非常に楽しみ!この経験を活かし、今後もデザイナーとしてどんどんステップアップしていって欲しいですね!