2014年1月アーカイブ

オマージュとしてのおせち

各年10段x15年分=通算150段になった記念として、今年の3家族分計10段のお節料理全景をフェースブックに初めてアップしたので、こちらでも写真とウオールでの説明を掲載しておくことにした。

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15年間のお節料理は「亡き姑へのオマージュ」と思ったからこそ、続けられたのだろう。

スーパーウーマンだった姑は15年前の11月にすい臓がん(末期)が発覚し緊急入院。それまで「ワタシ食べる人」だった私は、幸運を呼ぶ松喰鶴の重箱を特別に探し求め、スキルもないのに姑のおせち仕事を肩代わり、なんとかかんとか仕上げた。大みそかの日に病院のベッドで管だらけになった彼女にそれを報告したら、「ありがとうな、みんなに食べしちゃって(食べさせてあげて)」と。もう何も口に入れられる状態ではなかった。地頭が抜群によく歌も絵も字もうまく、フルタイムで働きつつ、亭主関白な夫に仕えながら、親だけでなく遠い親戚の介護、近隣のボランティアなど自分の時間を人のために使い切った姑は、翌年の春に世を去った。にぎにぎしいおせちをみると、いつもみんなを元気づけるムードメーカーだった彼女のことを思い出す。

家族全員、15年間無事だったのも彼女のおかげだったのだろう。お節は確かに、ある意味、幸せの証明なのかもしれない。

みなさまもどうぞよき新年を。

 

 

 

2014おせち