ボローニャ絵本原画展と伝耕

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伝耕は、なぜイタリアまで飛んで、ボローニャ絵本原画展行くことにしたのだろう。

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ことのはじまり。

伝耕がプロデュースしようとしている作家iguは絵本を出版するという夢があります。

夢は叶えるためにある、な~んていうロマンをロマンに終わらせないためには、

行動するしかない。

女はロマンだけでは生きられないのだ。

 

電子書籍化する世の中、今までの出版という有り様にこだわる必要もないが

今までの出版→電子書籍の激流に巻き込まれ、存在を失わないためには、

コンテンツの良さがあるのならば、大きなポータルの中に入り、そのしくみの

後押しを得ることの必要性は変わらないだろう。

 

出版の売り込みをしよう。

 

それにしても、

少子化の日本、絵本の読者は子どもと限られているわけではないが、

中心ターゲットはやはり子どもということになると、

日本だけで出版を狙っていては、人生が終わる。

 

高齢者が絵本を読んで楽しむという時代が来ないとも限らないが、

そんなムーブメントをおこすことだけを考えていては、人生が終わらないまでも、

自分たちが高齢者になってしまう。

 

極端な話、絵本を手がける出版社は、売れるとわかっている作品しか出版しないのが

日本の現状のようだ。

絵本作家になりたい人はゴマンといるが、

売りたい出版社が売れる「鉄板」古典作品に重版をかけているだけの状況ではとりつくシマがない。

 

じゃあ、安易に、海外、ということになるのだけれど、いったい、どこのどういう出版社に

どうやって売り込みをかけていいのかわからない。

ない知恵をしぼって出した方法は三つ。

①売り込みをかけずとも、お声がけされるような状況を整える。

②どういう出版社に売り込みすればいいかリサーチする。

③直接、コンタクトして売り込みをし、端緒をつかむ。

 

ということを一挙に解決しようとして、「ボローニャ行き」が決定した。

つまり、絵本原画展にエントリーして、入選すれば①に近づく。

②は、ボローニャの絵本原画展にブースを出している出版社の傾向を探り、

iguの絵のフィットネスが高そうな国・出版社を探す。

③はそのまま、やる。つまり各国各出版社ブースに突撃売り込み、をかける。

 

 全部やってみました。

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結果。

①絵本原画展

入選は逃しました、が、会場で、ボローニャ絵本原画の審査経験がある方にお会いできて、

絵をお見せすることができました。

その方の開口一番、

 

「まだ、入選したことないの?」

 

おっと、うれしいお言葉。

 

さらに、

「審査員が毎年変わるから、傾向も変化する。なので、一、二回出してダメだったからと言って

諦めないように。」

 

合点承知でございます。

 

②出版社「傾向と対策」

これは大変な収穫がありました。各出版社のブースに置かれている絵本とのマッチングを見ると、

iguの絵は、傾向と対策としては、米国×、日本△である一方、イタリア・フランス・オーストリア・ドイツ・スイス○。

さらに、ボローニャに赴かなくては手に入らない、各出版社の連絡先・担当者一覧のディレクトリを手に入れ、

ターゲットと、コンタクト先を確保したのであります。

しかし、ま、これぐらいの収穫がなくては、話にならんというわけで。

 

 

さて、ラスト③突撃売り込み結果

ヨーロッパの出版社数社からはいい感触が得られました。一社については、明確に第一スクリーニングは通過。

その場で頂いた名刺(ディレクトリにも載っていない、中核担当の方)にポートフォリオをお送りするという、次のステップに進みます。

 

全体として、絵本出版確約というところまでは至りませんでしたが(そりゃそうでしょ)、すべての目的については、現地に行っただけの結果が得られました。

実際に、行ってみないとわかんないことは、やはり多いのです。

 

この情報化時代、

情報化される前のコンテンツを身銭を切って手に入れないことには、

誰も行ったことのない場所には到達できません。

 

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上の写真、ボローニャ絵本原画展会場にて自分を売り込みたい世界の作家が、

宣伝として解放された「オープンウオール」に貼り込んだ作品やパンフレットの数々。

上の写真を撮ったのは初日だったので、オープンスペースがありましたが、

二日目はウオール一面が埋め尽くされていました。

夢がひしめいています。

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 そもそも、伝耕が、なぜ、ボローニャに「行きたかった」ことに関わるインサイト。

 

それは、

マーケティングとか調査の仕事の中で、

思考と現場を行きつ戻りつ、その中から解を得ようとする我らの有り様が、

別の世界でも通用するのか、試したかった、のかもしれません。

人様の会社のビジネスに、ある意味セーフサイドから好き勝手言わせていただける、

我らの原罪を再確認するという意味でも。

 

さらに、

ボローニャという場、

「好奇心一杯に、楽しんでチャレンジする」という我らのキャラクターに

ぴったりだったので、極小会社が大枚をはたくハメになったのでしょう。

 

来年の絵本原画展をどうするか、まだ考えていませんが、

どうせなら、今年のノウハウを生かせるような有り様を実現したいと思います。

ボローニャ行きについて、ご興味がおありの方がいらしたら、ご連絡ください。

イタリア語・英語堪能なスーパー通訳(もちろん日本語も)も居りますし。

 

さて、そろそろ伝耕新サイトもオープンします。

イタリアで素敵な絵・景色・美味・美酒を満喫、

エネルギーチャージしてさらに元気になった西道が、

ごにょごにょ考え、動いている日々を綴った本ブログ、

春から心機一転、どうぞよろしくお願いします。

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