チェロ好きであるが、最近はあまり、チェロを聞かず、ピアノばかりを聞いている。
昨日、シンフォニーホールで行われた、ユリアンナ・アヴデーエワのピアノリサイタルに行った。
2011年ショパンコンクール、45年ぶりの女性優勝者である。
長身で細身、無駄な肉がない、アスリートのような彼女。
手を見るとものすごく大きい。リストも手が大きかったらしいが、「女リスト」みたいと妄想する。
ピアノの前に座った、その瞬間に間髪入れず弾き出した。
いやはや、すばらしい「舟歌(ショパン)」だった。
とにかく、音がきれい、なのであるが、それは彼女から受ける印象と全く同様で、
透明感があって、強い。
鍵盤に向かう彼女は、美しいサラブレットのようで、鍵盤の上を跳ねて音を出しているようであった。
そうかと思えば、ある時は、彼女の音は、ピアノではなく、ハープを弾いているような透明な音の余韻がある。
アンコールの最後、ショパンのマズルカ ロ短調は、今まで聞いたこの曲の演奏の中で、最高のものだったように思う。
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