5時半の弘法市

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朝、恒例の四天王寺ウオーキングも今日はちと普段と異なる。そうであることに寺にたどりついてはじめて気づく。毎月21日は「弘法市」、境内に露店が出る。5時半、寺は荷をつんだ車や人ですでにごった返している。いつものウオーキング仲間は市ゆえの喧噪を避けて半分以下。すいすい歩ける毎朝とは異なり、こっちの荷を避け、あっちの軒先のつるしをよけ、細道に乗り込んでくる軽トラをかわし、その合間に、半開きの露店の商品をチラ見し、いつも通り境内三周。もちろん夜明け前のこの時間、月も星もまだ現役、そして、しんと冷えている。

たかが商いされど商い。すでに、煌々と明かりをつけ、店開きしている雑貨の店にダウンをきこんだ若者が立ち寄り、廃盤レコードで有名らしきとある露店には、懐中電灯持参の常客がすでに真剣な物色を始めている。人の営みは自分の営みだけに注目しているとその面白さに気づかないが、ことに他人の商いに目を凝らせば、どこまでも飽きない様相である。来月師走21日は「終い弘法」、今年一番の喧噪であろう5時半が楽しみになってきた。

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