底打ち

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絶望で終わる映画を作っていた監督が、希望の種を描かずに映画を撮れなくなったという。

それは震災があったからだ、という。

現実世界で絶望の底打ちがあって、フィクションの世界を創るならば、もう上にあがるしかない、と、心に決めたらしい。

 

そうだったのか。

 

数々の作品が世の中にあるが、作者がもうこの世にいないものも多い。

希望を感じさせる明るい作品の背景について、あまり考えてみたことがなかったが、

そこにも作者の底打ち感があったのかもしれないと思うと、

一筋の史実が、なまなましく思えてくる。

 

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