東西の風

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夏日だ。梅雨の晴れ間は、夏の日差しと高い湿度でうだる。

伝耕の黄色い家、逢阪分室も夏日。

でもここに居ると東西に風が抜け、気持ちがいい瞬間がある。

今日は、お取引先の方がいらして、開口一番、

「ここ、風が抜けますね~」とうれしそうに言われた。

路地の奥、どんつきにある建物なのに、東西に空気の通路があるために、

奇跡のように風が通り抜けるこの執務室。

 

大阪の古地図を見ると、上町台地が馬の背のように海から突き出ていて、東西が海。

今の時代、東西は見渡す限り人の居る場所なので、にわかには想像もつかないが、

かつて、伝耕分室の東西は海だった。

その海を通路にさっと吹き抜ける風。

目をつぶってその風景を思い浮かべてみたら、そこはかとなく涼しくなった。


 

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