スタンス

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優秀で数多くの仕事をこなせる人が周囲にはたくさんいて、

男の人である確率が高いことも日本の現状を考えれば当然なんだけれど、

彼らはほぼ24時間仕事モードだったりする。

 

その時点で、彼らの言う「できる人」という基準において、私は一番最初の落第生である。

「毎日」のこととして8時間以上仕事を連続して行うと、きっと生活が壊れてしまう。

いっぱい働かなきゃだめ、とか、何もかも忘れるぐらい仕事に没頭しなくては、とか、

いちいちごもっともなんだけれど、

彼らがどこに行きたいのか、という目的が私とは違うのに、

そんなあれこれをあんまりまともに聞いていると、自分がダメな人間に思えてくる。

 

なので、

ずいぶん前に、そういうことに合わせるのを辞めた。

私は私、なのである。

 

会社を始めるころに、なんとなく決めた私のスタンスがあるので、

ちょっと文章化しておこうと思う。

 

・顔(ありよう)

仕事のことだけを考えている顔をして子供と接すると、どんなに幼くてもそれを見抜く子供。

人間は自分のことがかけがえがない存在だ、と思い続けるために、

子供時代は、そう思われていることを十分確認したいのだ。

仕事のことを考えている顔、ときどきならばいいけれど、毎日は、だめである。

忙しくても、瞬時にモードを替えることができて、ゆったりした顔を子供に向けることのできる人はいるけれど、

私はそんなに優秀ではない。

心の修行のできていない私が、ゆったりした顔を子供に向けるには、物理的な時間に余裕がないといけない。

働きすぎてはいけないのだ。

これが私のスタンス。

 

・食事(エネルギー)

出来合いのものを食べることの善し悪しではない。

単に、そういうものを食べて育っていないので、

いわゆる売っているお総菜は自分が食べられない。

なので、結果的に子供に食べさせられない。

結構、この味覚の許容量のなさが時間を食う。しかし、仕方ない。

できるだけ夕食は作る。

外食できる機会は限られるが、家の食事の方が何倍も重要である。

これが私のスタンス。

 

・オフィス(場所)

何回か、このブログでも書いたが、いわゆる、オフィスビルは苦手である。

私には効率の牢獄にしか見えない。

なので、クツをぬいで上がっていただく一軒家で仕事をする。

変な会社、と思われるが、まあ、その感覚を共有できない人とビジネスは長続きしないだろうと見切っている。

これが私のスタンス。

 

「ありよう・エネルギー・場所」についての3つのスタンスを守ると、

たいして多くの仕事はできないのだが、

それでも、もう若くもない子持ちの女が、

たくさんのみなさんの力をお借りして、

できることをやっているのが、伝耕という会社なのです。

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