人間いろいろ、とんがりがあるものである。
私の主治医は、(おそらく)スーパー乳腺外科医、である。
手術でガン病巣を取り除くことはもちろん、再発と転移を防ぐために、病巣周辺に必要十分なのりしろをつけて切りたかったらしい。
「必要十分に切る」、というのがミソだ。
切りが足りないと取り残しだが、切りすぎると、せっかくの温存手術、フィニッシュが美しく仕上がらない。
今日、術後治療のための病理検査結果報告をお聞きした。
非浸潤乳管癌の病巣は菱形で、これは当初の想定通り。
病巣部分はしっかり切り取られていたのだが、
菱形のある一角部分、のりしろを含めての切除範囲は彼が想定するベストよりも、少し足りなかったらしい。
手術も検査しながら切っているのだが、検査した範囲を少し越えて飛び地のように、がんが抜け出ている可能性もあるし。
病理検査の写真を見せながら、そんな風に説明するマイ主治医、横顔がちょっとくやしそうだった。
なんか、その姿を見て妙に親近感がわいた。
通常の50グレイに加えて、追加の放射線治療をするかどうか、考慮中とのことである。
ちなみに、術後療法は放射線とホルモン剤。抗ガン剤は行われない。
ありがたいことに、初期かつ、リスクの高くない癌であった。
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