無関係な回復

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徐々に傷が癒えるのは当然として、

お肌の調子がいいのは、日々、ほとんど何も考えていないせい。

何かをするたびに、これは仕事のヒントになるかなと、

貧乏性な思考回路が起動していたのだが、

入院6日目に至って、その癖も抜けた。

 

相部屋の人生の先輩たち(15年~20年)とたわいのない話をして、

大笑いをしているせいだと思う。

 

「おくさん、なんのしごとしてはんの?」という素直な質問に、

さて、どこから答えようかなと思案しながら、

自分の仕事について俯瞰してみると、

こざかしい脳のしわが一本、また一本と無くなり、

生きるための根っこが一本、また一本と太くなっていくようで、

これがまた快感である。

 

それにしても禁酒 2週間、アルコールもすっかり抜け、

身体の一部が取られただけでなく、

全体として別人になったような気もする。

 

思いもよらぬ治癒の進捗がすこぶるよろしい。

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