ほのじ

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「保」という字が、人が赤ちゃんを背負っているさまを表したもの、ということをさっきはじめて知った。

 

背負える人はたいしたものである。

背負っていることを威張らず、背を曲げ、無用に動かない。

背負うことなんか、傍目には不格好なことだ。

それでも、自分は背負うのだと決めた人だけが、

背負われた者にとって快適な背中になれる。

 

そういう人が身近にいた時期があった。

もうその人はこの世にいなくて、「保」の姿の背負いの傾きだけ、残像が脳裏に残っている。

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