まだ道半ば、ではあるが、伝耕の逢坂分室のしつらえを整えている。
いったい、いつの間に、多くのオフィスがグレーの樹脂によってできる刺激のない空間になったのかは知らないが、
逢坂分室は、そんなイメージとはほど遠いので、できるだけオフィスとは呼ばないようにしようと決めた。
会社がその会社であり続けるためには、
その会社のなりたち、つまりでっぱりやひっこみが感じられるしつらえでなくてはならないと思う。
でっぱりやひっこみがあるから、その会社は社会に存在し、
さらに、でっぱりやひっこみをうまく活かせば成功し、
うまく活かせなければいつか失敗する。
ただ、それだけのことなのだけれど。
それだけを意識することがまずは重要なのだけれど。
普通のオフィスにしてしまうと、そのでっぱりやひっこみを感じられずに、日々過ぎてしまうような気がする。
だめだめ。
それらを見ずして、それらを意識し、活用するほどの手練手管は我らにはまだないのだから。
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