お掃除

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伝耕の分室兼ギャラリー、黄色い家のお掃除。教室みたいなガラスの入った木の引き戸があって、がらがらという音と共に開く。やっぱり予定どうりセンコーがやってきた、そういう落胆と安心がないまぜになった音がここにはある。予定通りでなんか問題あんのかよー、予定通りだから予定通りふててOK、みたいな体制と共にするしか存在のない甘ちゃんの反抗分子の匂いと一緒に。今の子は賢いから、甘ちゃんの反抗分子なんていう貧乏くじはひかず、従順な兵隊もどき、なんだけど。いずれにせよその有り様は国境を越えられないていたらく、その限界に気づいていても、結局何のアクションもしないんだろうな。そう言われたら「俺ら、やったことある」と言いたげな群れてるおやじ、おおそうそう、君たちがいた、何とかしてね、あんたらの出番?でもどうせ何にもしないよね。だって、すべりこみセーフで年金たくさんあるしね。全部持ってて、わかってて、不良のふりして、何もせず、それは欺瞞だ。だったら、少なくとも、早くそこをどいてね。後ろが詰まってるから。

なんか違うんなら言ってみろ、と、50近い婆あは思いながら、いつまでも黒いぞうきんを確かめながら拭き掃除するのである。床はいつ、元の輝きを取り戻すんだろう。

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