クリエイティブと調べること

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今から10年ほど前、クライアントが出稿する雑誌広告の評価をすることになって、

雑誌広告を作成したクリエイティブ担当者同席で調査を行った。

その雑誌広告はお客さんには酷評されて、評価を依頼したマーケティング部の人にとっては納得の結果に終わった。

しかし、それを作成した代理店のクリエイティブの人に、私は評価の報告の際にずいぶん睨まれた。

「いらんこと調べて。せっかく作ったものをチャラにされたやんか。」

ってな感じだったのだろう(東京だったので、標準語のつぶやきだっただろうけれど)。

 

のちのち、同じクライアント先でそのクリエイティブ女史と鉢合わせしたとき、また睨まれた。

物理的に我らの間に挟まれる羽目になった代理店のアカウント氏は、睨み眼力にやられて、にじにじとその場から後ずさりしていた。

 

その状況のあまりの滑稽さに私は笑いをかみ殺して、ビルを出てから大笑いしたが、

かのクリエイティブ女史が、もう少し、適切なプライドの使い方ができれば、お互いに建設的な議論ができたのにと今でも思う。

 

お客さんとなる人々の心の声をどう解釈して、どう活かすか、やることはそれだけなのだから。

 

 

 

 

 

 

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