コーヴ

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アカデミー賞のドキュメンタリー部門受賞を複雑な気持ちで聞いた人も多いだろう。

ほ乳類を食べること自体、人間もその仲間なのでどこか共食いに近い感覚があり、抵抗感はあるのはわかる。

でも陸で家畜としてほ乳類をもりもり育ててじゃんじゃか食用にするのと、ある地域に住む限られた人々が海にいるほ乳類をほんのちょっとだけ食べるのと、

いったいどこでどう線引きがなされ、その線引きに基づいてどんな罪悪感と禁忌感が生まれ、それがどんなふうに伝播していくのか知りたい気がする。

というのも、私自身、牛肉の感触はどうも人間の肉質に近いような気がして(もちろん、人間は食べたことないけど)、時々無性に嫌になる。

今度、彼の地の人に、これを告白してみようか。どう反応するだろう。

単にoddとかcrazyとかいう言葉でかたづけられるかな。

 

ある側面からみたら、ごもっとも、別の側面からみたら、なんだか?な状況を合わせ鏡で比べてみることこそ、

人間のおかしさと限界を知らしめるテーマだと思う。

それは野蛮だ!とか、それは文化だ!と罵りあうだけのテクストではなく、しみじみと客観的に人々の意識と判断を調べた読み物がないかなあ。

ITで世界はまるで一つ、と語られる一方で、この原始的な議論がある。

人間って存在そのものが奇妙で面白いよね。

 

日本での公開は6月かららしい。見に行ってみよう。

 

 

 

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