ニューロンが縮む

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年をとると何でも縮む。脳も縮む。でも知らなかったのは脳の縮小はニューロンが死ぬからではなく、ニューロンが縮むからだと。

ニューロンが縮むということは、具体的には、あの「おせっかいの手」のような樹状突起が縮むことによる。

そうするとニューロン間のシナプス結合の数が減ってきて、新しいことを学ぶときに必要なシナプスの働きが弱まってくる。

でも、若いときに徹底して学んだことは年をとっても比較的影響を受けにくい、らしい。   

 

「三つ子の魂百まで」  

 

百歳の寿命なんか、夢のまた夢、その半分ぐらいしか生きられなかった頃から言われていることが、

脳のことが解明されてきた現代になって、なにやら凄みを帯びてくる。

脳にいいのは、実は運動らしい。運動をすると、脳の微細な血管が増え、結果、ニューロンにもいい影響があると。

そうすると、身体を動かさないとできない芸事、というのは良くできていることになる。スポーツみたいに激しすぎないしね。

かちかちとコンピュータばかり打っている血行不良活動ばかりに従事していると、早くシナプスがダメになるんだ、きっと。 まずいぞ。  

 

「小さい頃から身体を動かす芸事を続ける」

「脳と身体を長期間にわたって幸せにする糧」を授けるという仕事が本当の意味での教育ならば、教育ママがすべきことは、

「一生できる身体を動かす芸事」を子供のうちに触れさせることなのかもしれない。

趣味で終わるか本業となるかは、実はどうでもいいこと。  

 

「三つ子の魂百まで」と類義語だが、

「いい年してよオ・・・」、懲りない遊び人諫めモードとして使われる、

「雀百まで踊り忘れず」ってのもある。

いや、実はこれ、諫め言にひそむ「年に似合わずそんな風に遊べてうらやましいよな」という羨望の方が本意とすれば、

そして、その代表的な身体教養が「踊り」とすれば。  

 

片足つま先でつっつっとつんのめって、くるっと回転、ぴたっ。

いや、私にはできない。年始に見た藤十郎、来年八十路。

枯れないということは縮まないということ。   

 

「踊り・舞」の類と「ニューロン・シナプス」、侮れない関係。

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