サバイバル

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どこかの話。

 

くるくるとC球儀をまわして、

ぴたっと、指が止まる。

「おお、このあたり、消費が炸裂しかけておる。上陸し、しばらく様子をみるとしよう。」

・・・

「なかなかに面白い地じゃな。」

「ほほう、この地の民、処理能力、モノの見極め能力はとびぬけておる。しかし、長い間、似たような人間としかつきあっておらんから、仕事の展望や方法について考え、伝える能力は驚くほど低いのう。」

「現地では、酒を飲むことが仕事だと思っておるオヤジの非効率な仕事が蔓延しておる。ふむふむ、そのオヤジに優秀な女性も虐げられておるな。」

「おお、見よ、そのオヤジらに使われることに、次の世代は男も女もうんざりじゃ。ふーん、向上心が満たされない、若くて優秀なノンポリがうじゃうじゃしておる。」

「好機じゃ、奴ら、男も女も前線として使え。至急集めよ。」

・・・

「そこに住む民にしか通用せぬことばを使っておるゆえ、話がややこしい。我ら本拠地のE言語をスタンダードにせよ。」

「このE言語によるマニュアルを金科玉条として、勝つための方法を教え込め。それをタネに、この地の民の意識を学び盗め。意識をマーケティングに変換せよ。」

「あくまでも本拠地標準をあらゆる地のスタンダードと教え、本拠地標準商品が売れるマーケティング戦略を実行しろ。本拠地標準を変えるのはくれぐれも最小限にな。非効率じゃからな。」

「この地のプランニングおよび結果の進捗について報告せよ。・・・、ふふーん、さすが、モノのわかる民じゃな。この地で戦うと、自然とモノのレベルが高くなるわい。」

「ただし、この地でしか売れないものを作らせはせんぞ、効率が悪いからな。」

「おお、よくやった、さらにそれ以上を目指せ。制覇を目指せ。」

・・・

・・・

「この地も、高齢化がすすみ、人口は減り、消費も停滞しはじめおった。」

「にもかかわらず、何にかにつけ、相変わらず高くつく。儲けも悪くなったな。」

「おっ、隣の地がそろそろじゃな。次なる消費の沸騰じゃ。よし、鞍替えせよ。この地は撤収するぞ。」

「使えるお前とお前はついてこい。あとはいらん。好きにしろ。」

・・・

・・・

 

個人ベースで考えると、

「使えるお前」になろうと努力すること、これも生き方。

「使う誰か」になろうと努力すること、それも生き方。

「好きにすること」、それも生き方。

いずれにせよ、異なる形のサバイバル、ではある。

究極的には、流れを見極めて、「組み立てる誰か」には、生き残れる誰かに挑戦してほしい。

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