都会の感触

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つるつる・ざらざら・ぱさぱさ・からから。

都会の感触はこんな感じである。

単調もしくは不快な肌触り。 

そして色は、

白・ベージュ・グレー・茶のくすんだベースに、濁った配色。

音は、

車、金属、人の混雑によって立つ雑音。

変なにおいとほこりっぽさ。

こんな貧弱な環境に置かれ続けたら、たぶん、本能が求める感覚を取り戻そうと、人はいろいろな行為に走りそうだ。

大人は癒しに、子供はゲームに走るのも当然な気がする。

 

滝のしぶき、風で刻々と変わる木漏れ日のゆらぎ、かさかさした葉の下に表れる湿った土、じっと気配を潜めている生き物の気配。

白い花・赤い実・黄色い葉・葉の裏にいる虫、冷たい水。 

 

人間は、自然のなかではそのまま生きられないくせに、自然が人間に与える刺激に対して欲深いのかもしれない。

月曜は都会に住む多くの人にとって、その欲深さを抑圧して、効率化のもとに感覚遮断されたような環境に帰る日。

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