してもらうためにやっているとも言えます。 で、この内容は伝紋のコーナーでも良かったけれど、まあ、今回はお話しとして個人のブログで。
伝紋wsは、基本的にクライアントが「3要素で表される当座な自己概念」を話し、まだ未熟なデザイナーがそれを聞き取って、その内容を伝紋に見立てて作り、作品として展示するというもの。
これまで伝紋wsについてはデザイナー側の視点で書いてきましたが、今日はクライアントに向けての視点で書いてみます。ちょっとエラそーに読めたらすみません。ご批判はお受けします。
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常々、自分探し、なんていうことに「真剣に」時間を使うのはくだらない行為だ、と思っている。
それが大好きな人、ごめんなさいね。
でも、生き物としてハッピーに生きられるように「当座の自分を定義しておく」、ということは重要なことだと思う。
この、生き物としてハッピーに生きられるように、当座の自分を定義して、それを世間にさりげなく表明するということを知らない、もしくはその行為をサボっているがために、つらい目にあっている人を見かけたりする。
「あの、一様、私個人としては、こういう感じで生きていきますのでよろしく」、と世間や世間のリクエストに対して、相手にはちゃんと見える、ゆるやかな結界をひくのが難しい人たち。
世間に過適応して精神的に辛くなっている人、半端な数じゃない。周囲にどこまで合わせたらいいかわかんないうちに、結界を超えられて自分だけの領分を侵されてしまっている。 いやだよね、そんなの。
そんな世の中で、カンパレベルの費用3000円で、今の自分が思う、大切なこと、好きなこと、挑戦したいことをデザイナーにお話しして、それをふんふんと聞いているデザイナーがどんな形にしてくれるかに驚く、ということは精神衛生上いいんじゃないかと思う。
単なるおせっかいかもしれないけど。
伝紋は、企業に自分を買ってもらうためのセルフプレゼンテーションのツールとしてあるわけではない。そんなことには役に立たない。
けれど、伝紋wsを通じて、自分と世間との関わりを構築するために「自分はどんな自分ってことにしておくのか」、ということについては、最初のアタリをつけることはできるんじゃないか、と思う。
だって、自分について「大切なこと、好きなこと、挑戦したいこと」なんていう、どこまでも脳の中の妄想のような出来事を語ったとき、聞き手は内容を解釈するわけだけど、そこで聞き手の頭の中をかちわって、その中身がどう伝わっているか見ることなんかできないもんね。相手がデザイナーだとそれを形にしてもらえる。
この3要素で定義された、当座の自分がどう伝わったか見てみたくない?
ドキドキだよ。
で、作ってもらった人の評価は当たり前だけど2通り。「気に入った」、「思ってたのと違ってムッとした」。
で、商業ベースでご回答すると、以下の2通り。
「気に入った」→それは何よりでございました。今後ともよろしくお願いいたします。
「思ってたのと違ってムッとした」→それは申し訳ありませんでした。お怒りになりませんように。今後一層精進いたします。
「気に入った」、「思ってたのと違ってた」、この違い、もちろんデザイナーの力量とデザイナーとの相性の影響はオオあり。 それは、個々のデザイナーは痛いほどわかってる。彼ら、若くて未熟でも実力勝負の世界の人たちですから。
伝紋wsでは、クライアントとデザイナーのマッチングは指名性ではない。指名したら「オーダー」になってしまい、「学びの場」を提供するワークショップという本来の趣旨とはずれてしまう(ちなみに、デザイナーをオーダーできる伝紋もあるけど、これはもちろん3000円じゃない)。
で、誤解を恐れず、デザイナーの力量と、デザイナーとの相性を棚上げして、第三者目線で私の本音を言わせてもらえば(下記括弧内赤字)、以下のような感じ。
「気に入った」→「あーよかったですね」 (でも、本人の印象と比べるとちょっとできすぎ!)
「思ってたのと違ってムッとした」→「それはすみませんでした」 (でも、本人の印象とぴったりなところありますよ!)
ってことだったりする。
「思ってたのと違ってムッとした」方、自分の欲しいものと何が違ってたんだろう?
お叱りを受けるのを覚悟でちょっと書かせていただくと、
「大切なこと」「好きなこと」「挑戦したいこと」この3つの内容を語るにあたって、その内容を自分がこうありたいというトーン&マナーを反映して、うまく表現できただろうか?
もちろん、相手は学生だったり、若手デザイナーだったりするので、ほとんどの場合、クライアントの皆さんより若いし、人生経験はないし、聞き取り方は上手くない。
コミュニケーションするのなら、相手のコミュニケーションの力量も測って語らないと、自分の意に添うものはできない。
これができるかどうかって、実は、ふだんの自分の出し方の巧拙と関連しているはず。せるふぷれぜんてーしょんのレベルってやつですかね。
そういうことをいつも考えていて、自分という発信に慣れている人は、できた伝紋と実像の違いが少ないような気がするんですよね。
そんなこんなの気づきも含めて、
「こんな伝紋で表される自分じゃないぜ」とムッとしていただくことが、その日にたまたま出会った相手(デザイナー)の創作活動に対するエールであるとともに、デザイナーに伝わる自己表現のあり方と、自分自身でお気づきでない新たな結界を見つけるヒントになると思っています。
ムッとした方にもそれを活かしていただけるような、相手に伝わる自己表現のあり方や新たな結界の考え方についても、何かイベントを考えますね。
もしよろしければ、またいらしてくださいね。
以上、失礼をお許しください。
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