今日は夕暮れが長い。
いろいろと用事はあるにはあるが、なかったことにしたからである。
残った仕事を気にしながらの夕食の買い物や支度、干した洗濯物の取り入れ、子供のおけいこや塾の手配や同行。
いや、もう、いい。
そんなことは、なかったことにしてみる。
今ここにいる自分だって、なかったことにしてみたら、と考えてみる。
ずっといないと近しい人にとっては哀しいお話しになるが、
ここしばらくは、ここにいないことにしてみても誰も知らない。
仕事がひけたら、酒場に向かわずにいられない男たちは
昼間のにおいをなかったことにしたいのかな。
狩猟に出かけたら、自分がなかったことになった時代もあったのだろう。
いつそれがやってくるのか、自分では選べないリセット。
そんなときに生まれた方がぴったりだったよね、と言ってあげたくなる人もいる。
ぴったりな時代に生まれてくるって、簡単じゃないんだ。
場との関わりをぐちゃぐちゃ書いてある本を読んでそう思った。
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