昨日夕方は商工会議所に行ったのでスーツにヒール。作業もしたのでパソコンの入った鞄に明日の出張準備の紙袋。用事が終わると夕方6時。夕食の買い物。スーパーに寄り、2割引きの刺身、あさり、一個100円の桃太郎トマト3個を真剣に選り、特売のオクラ、きゅうり、おつとめ品のブドウの品定めをし、朝食用のチーズを買い、さらにおやつを買って、かごが一杯になる。レジを済まして、袋に入れる段になって後悔する。大きさで選ったトマト3個とブドウのせいで結構重いし、2割引きだの、おつとめ品だの、とでかでか書かれた品物を中身が透けるレジ袋に入れて、スーツ、ハイヒール、パソコンケースとともに電車に乗るのはあまりにも不似合いか、と。「海からの贈り物」を書いたリンドバーク婦人は自分自身の生活を確か「牡蠣」になぞられえていた。さまざまな役割と雑事で、自分では望まないのに、ごてごてと不格好になってしまった牡蠣の殻が仕事を家庭を持つ女の生活のようだ、と。パソコンケースを持って、明日出張の用意の入った紙の袋と、特売品だらけの思いスーパーの袋を下げた私は、まさに都会の中の牡蠣。地下鉄の大波に流されないように、鞄と紙袋を足の間に挟み、スーパーの袋がかさばらないように身体と一体化させている様は、荒波の中、岩にしがみつく牡蠣のよう。こんなときは、谷町4丁目あたりで電車に乗ってくる、「定時退社の罪悪感を消すために、定時を1時間ほど超えて、用意万端出てきたお気楽サラリーマン」と妄想したくなる「ほとんど手ぶらのふぬけた表情のサラリーマンらしき人々」を見つけると、妙に憎々しくなある。私って、なんて嫌なやつ。ああ、でも娘が小さかった時、このぐらいの荷物に家のストックが切れて仕方なく買った紙おむつがさらに加わるという悲惨な日もあったが、それがないだけマシか。つまり、こういう日はちょっと疲れているということだ。お風呂にアロマオイルでも入れてゆっくり入ろう。明日も東京。
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