興福寺阿修羅像塑像原型

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阿修羅像のX線CTスキャン調査でまた興味深いことがわかったらしい。

脱乾漆技法によって空洞化された内部のスキャン情報を3次元処理して原型の姿が復元された。

テクノロジーというものはすごいものだ、と素直に感動する。

その復元された写真が新聞に掲載されており、なるほど、と思った。

戦いに集中した表情である。

愁いのある表情として人気のある現在の阿修羅像は、戦いの対象が眼中にありながら、そこを突き抜けたはるか向こうに視線があるようなのでとこか哲学的な表情に見える。

一方、原型の表情は、戦いの対象に鋭い視線が集中し、神経はこの瞬間、戦いの対象だけに向いているように見える。

それを見る人は戦いの姿の本質を先鋭化したものととらえ、自分が戦う姿を少しばかり美化した鏡像として受け取る人もいるだろう。

ようするに、見たいようで見たくない代物である。

実際の阿修羅像は、あなたは戦いながら何を見ているのか、と問いたくなる表現になっている。

それを見る人の心の動きを想定し、計算したような周到な創造。

どういう経緯で、だれがこの着想を得たのか、好奇心がまたかき立てられる。 

ここまで書いたところで、大阪あべの発空港バスは伊丹に着いた。

バスの窓ごしに空を見上げると見事な鰯雲。大阪の空にしては青空の色が濃く、コントラストが心地よい。

空港バス降り場の植木の存在感が際だった。

秋の風が、植木をたおやかに揺らしたからである。

空港のラウンジから見える雲は鰯雲だけでなく、変化に富んでいて楽しい。 

いまからさっくり東京に行って、夜には戻る。

では。

コメント(2)

初めてコメントさせていただきます。

大阪の空から見る鰯雲はいかがでしたでしょうか?

東京の秋の空は、最近ドンヨリです。
すっきりとした、上空の青空が見られる飛行機に乗りたいもんです。

と、何か気の利いたコメントを書きたくて、
ログインしたのですが、このようなコメントで

失礼いたしました。
次回よりちょくちょく(方言かしら?)お邪魔させていただきます。

東京の一ファンより

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