数字

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ビジネスと数字。

覚えておいてほしいのは、数字は「精密さ」を与えてくれますが、「正確な答え」を与えてくれることはあまりない、ということです。

これは先日紹介した「ブレーキングボックス」の中の一節。数字に対するイメージは「客観的」で「正確」だとする認識とは異なるが、「正確さ」は通常、精密さに判断が加わってこそ得られ、その判断は容易に定量できない要素に基づく場合が多い、と。

最近つくづくそう思う。

インターネットのおかげで、統計数字や調査データが飛躍的に簡単に手に入るようになったと同時に、いつも気になるのは「精密さ」と「正確さ」の混同だ。

議論の中で数字が出てきたとき、それは数字のイメージ=客観的・正確の力を借りて、話を進めようとしているのか、ここでなぜイメージを借りる必要があるのか、どういう判断が加わっているのか、そしてその判断の根拠は何なのか、見極めながら聞くことはとても重要だと思う。

しかし、こういう作業は、集中力が必要になることはもちろんのこと、判断の正しさを問う際に、相手を困惑させるかもしれない質問をする必要もあり、今度は質問する側の態度の適切さも問われる。

「数字」というのは、「伝家の宝刀」みたいに使われていることも多いし、出す方もそのつもりで出す。

建設的な批判だとしても、「正確さ」に至る判断の正しさを問うこと自体が、相手の顔をつぶすことになるかもしれない。

日々、お勉強です。

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