爆発の心象

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日経新聞朝刊に岡本太郎が特集されていた。有名なフレーズ「芸術は爆発だ!」についての彼自身による説明の紹介が面白かった。

「爆発というと、みんなドカーンと音がして、物が飛び散ったり、壊れたり、また血が流れたりする、暴力的なテロを考える。僕の爆発はそういうんじゃないんだ。音もなく、宇宙に向かって精神が、いのちがぱあっとひらく。無条件に、それが爆発だ」

これを爆発と呼ぶのなら、爆発ということばの選択自体なんと挑戦的なのだろう。

「爆発」と聞けばすぐさま思い浮ぶ「爆発シーン」の情景によってかき立てられる「死へのおそれ」と「芸術」の意外な取り合わせ。

その意味が、「芸術と死」から「芸術といのち」という心象に変化したとき、作品の力が発揮されたことになる。

それを目にすれば誰しもが不思議な心象をいだく「太陽の塔」。

なぜ、不思議な心象が浮かんでくるのか?

「死ではなく、いのちの爆発のイメージ」が込められたせいなのか、

新聞に掲載された「太陽の塔」の写真を見ながら考えてみた。

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