出張前夕餉記

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今日から月曜まで東京。昨日は出張準備で1日が暮れた。住まい近くに母子で行ける「食事もきちんとしたバー」を持つのが子持ち職業主婦のセイフティネットの心得。が、最近娘が外食を嫌う。よって、おうちごはん。夕餉は如何に。私が頼んだ白ワインが一昨日6本到着、いただきもので旦那が持ち帰った純米酒が6本、計12本の透明な液体。そうは言ってもがぶのみできる水じゃないからね。ワインセラーのない我が家、ワインと純米酒、計12本のせいで野菜が隅に押しやられる非常事態。ならば、到着したばかりの白ワイン消費と意気込む。鮭に塩胡椒、トマト、アスパラ、マッシュルームを加えて、アルミホイルで蒸す。さあ食すぞ、というときにかぼすを絞りまわしかける。とうもろこしの冷たいポタージュ、オクラのバター焼き、キュウリのスティック。梅酢で炊いたお焦げご飯(わが家に炊飯器なし。土鍋でご飯を炊く。)にて夕餉開始。ワインは野菜室を脅かす白。野菜室オープンスペース増床を期してどこから攻める?こんな時は迷わず直球スパニッシュワイン。ラッチ・デ・ライム2008。ミネラルの直球が心地よい。こんなとき、いちいち繊細に媚びるワインはむしろ邪魔。娘がお腹に居て安定期を迎えた頃、周囲に黙ってスペイン旅行。歴史古城・宮殿など歴史的、芸術的建築物を改装した国営の宿泊施設「パラドール」を巡る旅。アーモンドの並木道を時速120キロで突っ走る。十分すぎるぐらいとばしていたはずが、途中、臨月を迎えたかと思われる妊婦に見事に抜き去られた。US女ほど派手なアグレッシブさはない、が、侮るべからずヨーロッパ女。 ハンドルの下部を突き出たお腹で支え、鋭角的な横顔を見せつけて。八重桜の押しつけがましいピンクを思わせるアーモンドの花が満開の並木をバックに、鷹の目、鷲鼻、隙のない横顔がフラッシュして消える。妊娠して優しい顔になったね、ってどこの国でよく言われること?安易にまとまるな。そんな声が聞こえる遠い記憶。

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